大ホール
会期
2008年1月5日(土)~2月17日(日) 開催要領
会場=大ホール 2008年2月29日は、映画監督・マキノ雅広(1908-1993)生誕百周年の記念日にあたります。“日本映画の父”牧野省三の長男として生を享け(本名:牧野正唯)、幼少期より子役として映画の世界に身を浸したマキノは、1926年に弱冠18歳で監督に進出、28年には『浪人街 第一話 美しき獲物』(マキノ御室)などの話題作を発表して早々と日本映画界の第一線に駆け上りました。以来、映画各社を股にかけて娯楽作品を矢継ぎ早に手がけながら、戦前には『鴛鴦歌合戰』(1939年、日活)や『昨日消えた男』(1941年、東宝)のようなヒット作品を、戦後には「次郎長三国志」(1952-54年、東宝)、「日本俠客伝」(1964-69年、東映)のような人気シリーズを続々と放つこととなります。1972年の『関東緋桜一家』(東映)を最後にスクリーンから遠ざかるまで、生涯に手がけた監督作品は260本以上。半世紀近くに及ぶそのキャリアは、まさに日本映画史の本流を貫くものであったといっても過言ではありません。 |
|