石松の開眼・死のエピソードを含み、シリーズ最高傑作との呼び声高い。次郎長の命令で金比羅様へ代参することになった石松。初心な石松を「男」にするための次郎長の親心でもあった。石松は、旅の道連れとなった小政(水島)にのろけられて、「泣いているような眼」の女を求めて花街へ繰り出して行く。冒頭で豚松の仏前に弔する許婚の丸髷=既婚女性の記号はマキノが好んでよく用いる。
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次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊
(103分・35mm・白黒) 石松の開眼・死のエピソードを含み、シリーズ最高傑作との呼び声高い。次郎長の命令で金比羅様へ代参することになった石松。初心な石松を「男」にするための次郎長の親心でもあった。石松は、旅の道連れとなった小政(水島)にのろけられて、「泣いているような眼」の女を求めて花街へ繰り出して行く。冒頭で豚松の仏前に弔する許婚の丸髷=既婚女性の記号はマキノが好んでよく用いる。 '54(東宝)(原)村上元三(脚)小川信昭、沖原俊哉(撮)飯村正(美)北辰雄(音)鈴木靜一(出)越路吹雪、水島道太郎、山本廉、志村喬、青山京子、川合玉江 ■(原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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