民謡で知られる「小原庄助さん」の世界を清水が翻案し、オール・ロケーションによる牧歌的風景の中に描いた作品。清水の盟友であり、批評家から脚本家に転進した岸松雄が初めて製作を務めた。農地改革で没落していく人のいい地主・小原庄助に起用された大河内傳次郎が、ノーメイクでロバに跨り人々の頼みを聞いて回るそのユーモラスな姿は、清水映画でなければ生まれなかっただろう。
大ホール
民謡で知られる「小原庄助さん」の世界を清水が翻案し、オール・ロケーションによる牧歌的風景の中に描いた作品。清水の盟友であり、批評家から脚本家に転進した岸松雄が初めて製作を務めた。農地改革で没落していく人のいい地主・小原庄助に起用された大河内傳次郎が、ノーメイクでロバに跨り人々の頼みを聞いて回るそのユーモラスな姿は、清水映画でなければ生まれなかっただろう。 '49(新東宝)(監)(脚)清水宏(脚)岸松雄(撮)鈴木博(美)下河原友雄(音)古関裕而(出)大河内傳次郎、風見章子、宮川玲子、清川虹子、飯田蝶子、田中春男、清川莊司、鳥羽陽之助、日守新一、鮎川浩、石川冷 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演 |
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