原作は尾崎紅葉の言わずと知れた未完の人気小説で、1910年代からたびたび映画化されており、本作は最初のトーキー作品となる。人物の設定も近代的に改変され、波打ち際で貫一が宮を蹴り倒す(原作の)有名な場面も、海沿いの車道で揉める2人を遠景でとらえた、清水らしいものになっている。
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金色夜叉
(77分・35mm・白黒) 原作は尾崎紅葉の言わずと知れた未完の人気小説で、1910年代からたびたび映画化されており、本作は最初のトーキー作品となる。人物の設定も近代的に改変され、波打ち際で貫一が宮を蹴り倒す(原作の)有名な場面も、海沿いの車道で揉める2人を遠景でとらえた、清水らしいものになっている。 '37(松竹大船)(監)清水宏(原)尾崎紅葉(脚)源尊彦、中村能行(撮)青木勇(美)江坂実(音)伊藤宜二(出)夏川大二郎、川崎弘子、近衛敏明、三宅邦子、上山草人、佐分利信、笠智衆、豊田満、武田秀郎、佐野周二、大塚君代、吉川満子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演 |
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