小作農の一家の厳しい生活をリアリスティックに描いた内田吐夢の戦前の代表作。封切り当時は142分の長さであったが、1968年に東独の国立映画保存所で発見されたのは、戦前のヴェネチア国際映画祭に出品するため短縮された版で、冒頭と結尾の巻が欠落した93分のフィルムであった。1999年には、ロシアのゴスフィルモフォンドで冒頭の巻などを含む115分の版が発見された(結末部分は欠落)。今回上映するのは、東独版の93分とロシア版の24分(いずれもドイツ語字幕版)を合わせた117分の「最長版」である。
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土[最長版]
(117分・35mm・白黒) 小作農の一家の厳しい生活をリアリスティックに描いた内田吐夢の戦前の代表作。封切り当時は142分の長さであったが、1968年に東独の国立映画保存所で発見されたのは、戦前のヴェネチア国際映画祭に出品するため短縮された版で、冒頭と結尾の巻が欠落した93分のフィルムであった。1999年には、ロシアのゴスフィルモフォンドで冒頭の巻などを含む115分の版が発見された(結末部分は欠落)。今回上映するのは、東独版の93分とロシア版の24分(いずれもドイツ語字幕版)を合わせた117分の「最長版」である。 '39(日活多摩川)(監)内田吐夢(原)長塚節(脚)八木隆一郎、北村勉(撮)碧川道夫(美)堀保治(音)乗松明宏(出)小杉勇、風見章子、どんぐり坊や、山本嘉一、見明凡太郎、山本礼三郎 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台装置 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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