京都映画史の調査とアーカイブ活動を行う「京都映像文化デジタル・アーカイヴ ―マキノ・プロジェクト―」(2000年発足)。本プログラムでは、同プロジェクトがこれまでに収集・復元してきた映画のコレクションから、エトナ映画社撮影所長の田中英一(1916-2007)、1937年から41年にかけて日活社長を務めた森田佐吉(1874-1944)旧蔵のプライベート・フィルム(特記以外原版は16mm)、そしてパテベビーで撮られたホーム・ムービーを紹介する(作品題名は、フィルム缶やリールに記されたタイトルを採用)。
《エトナ映画の自画像》
田中英一のご子息・田中英雄氏から預かったフィルム11本中、35mm化を果たした4作品。
《旧日活社長・森田佐吉の記録》
森田佐吉氏の孫・森田隆夫氏から預かり、フィルムセンターに寄贈・35mm化を仲介した2作品。
《日常に向けた視線:パテベビー》
2008-2009年度に購入した9.5mmコレクションから、35mm化した4作品。