亀井の監督(編集)第1作。東京電燈の創立50周年記念作品として製作されたPR映画だが、亀井は雪深い上越国境に送電線を運ぶ労働の過酷さを強調するために、保線夫が雪崩の犠牲になるラストシーンを加え、「スポンサーと問題が起った」という。
大ホール
姿なき姿
亀井の監督(編集)第1作。東京電燈の創立50周年記念作品として製作されたPR映画だが、亀井は雪深い上越国境に送電線を運ぶ労働の過酷さを強調するために、保線夫が雪崩の犠牲になるラストシーンを加え、「スポンサーと問題が起った」という。 '35(P.C.L.)(編)亀井文夫(音)深井史郎 支那事変後方記録 上海
亀井が編集した『怒濤を蹴って』(1937年)の成功を受けて東宝文化映画部が企画した長篇記録映画三部作(『上海』『北京』『南京』)の第1作。日中戦争突入後の上海でロケーションを行った作品で、日本最初の現地同時録音による記録としても知られる。『瀧の白糸』(溝口健二監督)などで知られる名キャメラマンの三木茂が、移動撮影やパノラマ撮影などを駆使して廃墟の街や激戦の跡をくっきり捉えている。 '38(東宝)(編)亀井文夫(撮)三木茂(現地録音)藤井愼一(録)金山欣二郎(音)飯田信夫(解)松井翠声 ■(監)=監督・演出 (構)=構成 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (編)=編集 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・語り |
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