島津保次郎の『お琴と佐助』(1935年)に次ぐ「春琴抄」の映画化。大阪の薬種問屋の、幼くして失明したお琴と、きわめて従順な使用人で弟子の佐助の、常軌を逸するまでの愛を描く。東山千栄子によるナレーション形式は、谷崎の耽美な文学性を意識したものと考えられる。
大ホール
春琴物語
島津保次郎の『お琴と佐助』(1935年)に次ぐ「春琴抄」の映画化。大阪の薬種問屋の、幼くして失明したお琴と、きわめて従順な使用人で弟子の佐助の、常軌を逸するまでの愛を描く。東山千栄子によるナレーション形式は、谷崎の耽美な文学性を意識したものと考えられる。 '54(大映東京)(監)伊藤大輔(原)谷崎潤一郎(脚)八尋不二(撮)山崎安一郎(美)伊藤熹朔(音)伊福部昭(出)京マチ子、花柳喜章、船越英二、青山杉作、千秋實、杉村春子、瀧花久子、桜緋紗子、浦辺粂子、進藤英太郎、河野秋武(解説)東山千榮子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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