大河内=伊藤コンビの代表作『新版大岡政談』のリメイク。当時55歳の大河内が当り役の丹下左膳に戦後初めて扮した。鉄火な女・お藤に扮した水戸光子の体当たりの演技は、かつて大河内の定番の相手役であった伏見直江に比べて線は細くも、円熟味の増した大河内に釣り合う大人の色香を漂わせている。
大ホール
丹下左膳
大河内=伊藤コンビの代表作『新版大岡政談』のリメイク。当時55歳の大河内が当り役の丹下左膳に戦後初めて扮した。鉄火な女・お藤に扮した水戸光子の体当たりの演技は、かつて大河内の定番の相手役であった伏見直江に比べて線は細くも、円熟味の増した大河内に釣り合う大人の色香を漂わせている。 '53(大映京都)(出)大河内傳次郎(丹下左膳、大岡越前守)(脚)伊藤大輔(監)マキノ雅弘(原)林不忘(脚)柳川眞一(撮)竹村康和(美)上里義三(音)鈴木静一(出)水戸光子、山本富士子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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