封建思想の産物として占領軍に表現が制限された時代劇映画。殺陣場面が禁じられていたにもかかわらず、伊藤は活劇の醍醐味を損なうことなく秀作として仕上げた。八代将軍のご落胤と自称する天一坊の、「父を一目見たい」という純粋な夢を叶えてやろうとする山内伊賀亮を阪東妻三郎がみごとに演じている。
大ホール
素浪人罷通る
封建思想の産物として占領軍に表現が制限された時代劇映画。殺陣場面が禁じられていたにもかかわらず、伊藤は活劇の醍醐味を損なうことなく秀作として仕上げた。八代将軍のご落胤と自称する天一坊の、「父を一目見たい」という純粋な夢を叶えてやろうとする山内伊賀亮を阪東妻三郎がみごとに演じている。 '47(大映京都)(監)伊藤大輔(脚)八尋不二(撮)川崎新太郎(美)角井平吉(音)西梧郎(出)阪東妻三郎、守田勘弥、大友柳太郎、喜多川千鶴、平井岐代子、阿部九州男、片山明彦、小堀誠、嵐徳三郎、南部章三、光岡龍三郎 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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