昭和10年代、他の巨匠たちとは反対に、監督として不振に陥った伊藤は、この嵐寛寿郎=鞍馬天狗の娯楽巨篇とともに、スランプを脱したとされている。鞍馬天狗に対立する悪として外国商人を据えた点は、戦意を高揚せんとする当時の風潮を反映するものといえる。
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鞍馬天狗 黄金地獄[『鞍馬天狗』改題再公開版]
(90分・35mm・白黒) 昭和10年代、他の巨匠たちとは反対に、監督として不振に陥った伊藤は、この嵐寛寿郎=鞍馬天狗の娯楽巨篇とともに、スランプを脱したとされている。鞍馬天狗に対立する悪として外国商人を据えた点は、戦意を高揚せんとする当時の風潮を反映するものといえる。 '42(大映京都)(監)(脚)伊藤大輔(原)大佛次郎(撮)石本秀雄(美)角井平吉(音)西梧郎(出)嵐寛壽郎、原健作、上山草人、山本冬郷、アレクサンダー・ペトロウィッチ、トニー・ミスチェンコ、ガラー・コズロフ、仁礼功太郎、水野浩、春日清 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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