2代目市川猿之助が、徳川吉宗の御落胤を名乗る天一坊と、天一坊を担ぎ上げる山内伊賀亮の二役を演じる作品。猿之助の歌舞伎的な表情や演技が特徴。上映するのは、1970年代に発見された可燃性フィルムから衣笠自身が劣化した部分を取り除いて再編集したもの。
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天一坊と伊賀之亮
(44分・18fps・16mm・無声・白黒・不完全) 2代目市川猿之助が、徳川吉宗の御落胤を名乗る天一坊と、天一坊を担ぎ上げる山内伊賀亮の二役を演じる作品。猿之助の歌舞伎的な表情や演技が特徴。上映するのは、1970年代に発見された可燃性フィルムから衣笠自身が劣化した部分を取り除いて再編集したもの。 '26(聯合映画芸術家協会)(監)衣笠貞之助、牧野省三(原)額田六福(脚)直木三十三(撮)田中十三(出)市川猿之助、牧野輝子、市川八百蔵、市川小太夫、澤村源十郎、岡島艶子、泉春子 十字路[サウンド版]
(47分・35mm・無声サウンド版・白黒) 『狂った一頁』を製作した衣笠が再び挑んだ前衛映画。時代劇から剣戟を奪い、絶望の淵をさまよう姉と弟の運命を、表現主義的なセットや人工照明のみを用いて撮影された強烈な陰影を通して描いている。1975年に衣笠自らが音楽を加えた「ニュー・サウンド版」を上映。 '28(衣笠映画聯盟=松竹下加茂)(監)(脚)衣笠貞之助(撮)杉山公平(美)友成用三(出)千早晶子、阪東寿之助、小川雪子、相馬一平、中川芳江、関操、二条照子、小沢茗一郎 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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