六世野村万蔵と九世三宅藤九郎――人間国宝の磨き上げられた芸と向き合った2本の作品。前者は知られざる「狂言」の舞台裏にいち早くキャメラを向けた作品で、監督の羽田澄子はその後も伝統芸能への関心を持続しながら野心的な作品を発表している。後者はポーラ伝統文化振興財団が製作しているシリーズの1本で、吉田喜重が監督にあたっている点でも注目される。
小ホール
芸能を記録する[2]
六世野村万蔵と九世三宅藤九郎――人間国宝の磨き上げられた芸と向き合った2本の作品。前者は知られざる「狂言」の舞台裏にいち早くキャメラを向けた作品で、監督の羽田澄子はその後も伝統芸能への関心を持続しながら野心的な作品を発表している。後者はポーラ伝統文化振興財団が製作しているシリーズの1本で、吉田喜重が監督にあたっている点でも注目される。 狂言 ’69(文化庁=岩波映画製作所)(監)(脚)羽田澄子(撮)西尾清(録)安田哲男(解)奈良岡朋子 伝統芸能の粋 狂言師 三宅藤九郎
’84(日経映像)(監)吉田喜重(撮)高畦幸一、小沢健次(編)武田幹夫、井上正司(録)梅林一夫(音)一柳慧(解)伊藤惣一 |
|