中国での8年にわたる抑留生活を終えて帰国した内田吐夢の戦後第1作。戦前の『道中悲記』(1927、井上金太郎監督)のリメイクで、主人のお供で道中を続ける下男(片岡)が、つまらぬことから殺されてしまった主人の仇討ちを果たす。クライマックスの、のたうち回るような激しい殺陣場面の演出に、内田のエネルギーがほとばしる。
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血槍富士
中国での8年にわたる抑留生活を終えて帰国した内田吐夢の戦後第1作。戦前の『道中悲記』(1927、井上金太郎監督)のリメイクで、主人のお供で道中を続ける下男(片岡)が、つまらぬことから殺されてしまった主人の仇討ちを果たす。クライマックスの、のたうち回るような激しい殺陣場面の演出に、内田のエネルギーがほとばしる。 1955(東映京都)(監)内田吐夢(原)井上金太郎(脚)八尋不二、民門敏雄、三村伸太郎(撮)吉田貞次(美)鈴木孝俊(音)小杉太一郎(出)片岡千惠藏、月形龍之介、喜多川千鶴、田代百合子、植木基晴、植木千惠、進藤英太郎、加東大介、横山運平 ■(監)=監督 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演 |
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