行動社の第2回作品。13歳で瀬戸内海の小島の売春宿に売られ盲目となった少女りん(原田)の、苦難に満ちた人生を力強く描いた傑作。デビュー3年目の原田美枝子が主役に抜擢されて見事に期待に応え、この年の主演女優賞を総なめした。西欧型の自主独立の「個人」を追求し続けた増村が、西日本に住む女性たちのたくましさを発見したという意味でも重要作である。
大ホール
大地の子守歌
行動社の第2回作品。13歳で瀬戸内海の小島の売春宿に売られ盲目となった少女りん(原田)の、苦難に満ちた人生を力強く描いた傑作。デビュー3年目の原田美枝子が主役に抜擢されて見事に期待に応え、この年の主演女優賞を総なめした。西欧型の自主独立の「個人」を追求し続けた増村が、西日本に住む女性たちのたくましさを発見したという意味でも重要作である。 '76(行動社=木村プロ)(監)(脚)増村保造(原)素九鬼子(脚)白坂依志夫(撮)中川芳久(美)間野重雄(音)竹村次郎(出)原田美枝子、岡田英次、佐藤佑介、梶芽衣子、田中絹代、賀原夏子、灰地順、堀井永子、中川三穂子、千葉裕子、渡部真美子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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