ひとりの少女を庇護して育てながら、いつしか逆にその魅力の前に身を滅ぼしてしまう哀れな男を描いた谷崎文学の3度目の映画化。原作では数え年15歳の小悪魔ナオミに扮したのは21歳の安田(大楠)道代。谷崎の綴る過剰な愛の世界は、増村にとっても絶好の主題だった。
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痴人の愛
(92分・35mm・カラー) ひとりの少女を庇護して育てながら、いつしか逆にその魅力の前に身を滅ぼしてしまう哀れな男を描いた谷崎文学の3度目の映画化。原作では数え年15歳の小悪魔ナオミに扮したのは21歳の安田(大楠)道代。谷崎の綴る過剰な愛の世界は、増村にとっても絶好の主題だった。 '67(大映東京)(監)増村保造(原)谷崎潤一郎(脚)池田一朗(撮)小林節雄(美)間野重雄(音)山本直純(出)小沢昭一、安田道代、田村正和、倉石功、村瀬幸子、清川玉枝、内田朝雄、穂髙のり子、紺野ユカ、早川雄三、森矢雄二、渡辺鉄弥 ■(監)=監督・演出 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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