大江健三郎の東大生時代の短篇「偽証の時」を、東大の先輩である増村が映画化。学生運動に紛れ込んだ偽学生の監禁事件が学生たちの偽証によってもみ消され、偽学生が正気を失っていくという不条理寓話。「スパイ」という増村的な主題が、極限状態の人間の意志と欲望をあぶり出す。
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僞大学生
(94分・35mm・白黒) 大江健三郎の東大生時代の短篇「偽証の時」を、東大の先輩である増村が映画化。学生運動に紛れ込んだ偽学生の監禁事件が学生たちの偽証によってもみ消され、偽学生が正気を失っていくという不条理寓話。「スパイ」という増村的な主題が、極限状態の人間の意志と欲望をあぶり出す。 '60(大映東京)(監)増村保造(原)大江健三郎(脚)白坂依志夫(撮)村井博(美)渡辺竹三郎(音)黛敏郎(出)若尾文子、ジェリー・藤尾、藤巻潤、村瀨幸子、船越英二、岩崎加根子、中村伸郎、伊丹一三、三田村元、大辻伺郎、森矢雄二、髙松英郎 ■(監)=監督・演出 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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