日本映画最初のオールカラー長篇作品。日本映画監督協会による企画で、木下惠介が抜擢された。信州に里帰りする気のいいストリッパー、リリー・カルメン(高峰)のキャラクターは、十分な光量を得るために不可欠だった晴天下のオール・ロケ、色彩を活かした派手な衣裳など、複雑な要請を同時に満たす絶妙の設定だった。
大ホール
カルメン故郷に帰る
日本映画最初のオールカラー長篇作品。日本映画監督協会による企画で、木下惠介が抜擢された。信州に里帰りする気のいいストリッパー、リリー・カルメン(高峰)のキャラクターは、十分な光量を得るために不可欠だった晴天下のオール・ロケ、色彩を活かした派手な衣裳など、複雑な要請を同時に満たす絶妙の設定だった。 '51(松竹大船)(監)(脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)小島基司、平高主計(音)木下忠司、黛敏郎(出)高峰秀子、佐野周二、笠智衆、井川邦子、坂本武、見明凡太郎、小林トシ子、三井弘次、望月美惠子、山路義人、磯野秋雄、桑原澄江 〈用語解説〉 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置・設計 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説 |
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