市川崑の初カラー作品。泉鏡花の新派劇の映画化で、淡島千景と山本富士子が芸者に扮し、互いにしのぎを削る。人物を浮かび上がらせる意欲的な色彩設計がなされており、書き割りを意識した背景や路地のセットなど、監督の創意と撮影所の技術力が結集した美術がそれを支えている。
大ホール
日本橋
市川崑の初カラー作品。泉鏡花の新派劇の映画化で、淡島千景と山本富士子が芸者に扮し、互いにしのぎを削る。人物を浮かび上がらせる意欲的な色彩設計がなされており、書き割りを意識した背景や路地のセットなど、監督の創意と撮影所の技術力が結集した美術がそれを支えている。 '56(大映東京)(監)市川崑(原)泉鏡花(脚)和田夏十(撮)渡辺公夫(美)柴田篤二(音)宅孝二(出)淡島千景、山本富士子、若尾文子、品川隆二、川口浩、柳永二郎、船越英二、浦辺粂子、沢村貞子、岸輝子、平井岐代子、潮万太郎、伊東光一 〈用語解説〉 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置・設計 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説 |
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