師・野村芳太郎の推薦で監督昇進した山田の第1作は、当時SP(シスター・ピクチャー)と呼ばれた中篇だった。多岐川恭の推理小説を野村と共に家庭喜劇に脚色。借金して家を建てた若夫婦が二階を間貸しするが、思うようにいかない。山田の「家」をめぐる一貫した関心は、すでにここから始まる。
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二階の他人
(56分・35mm・白黒) 師・野村芳太郎の推薦で監督昇進した山田の第1作は、当時SP(シスター・ピクチャー)と呼ばれた中篇だった。多岐川恭の推理小説を野村と共に家庭喜劇に脚色。借金して家を建てた若夫婦が二階を間貸しするが、思うようにいかない。山田の「家」をめぐる一貫した関心は、すでにここから始まる。 '61(松竹大船)(監)(脚)山田洋次(原)多岐川恭(脚)野村芳太郎(撮)森田俊保(美)宇野耕司(音)池田正義(出)小坂一也、葵京子、瞳麗子、平尾昌章、関千恵子、須賀不二男、永井達郎、高橋とよ、穂積隆信 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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