当時の東宝のスターが多数出演した、石坂洋次郎の短篇を原作とするオムニバス映画。製作は、藤本眞澄と成瀬巳喜男が共同で担当し、成瀬は第三話の監督と全体の総監修も務めた。いずれの話においても若者の恋愛が描かれているが、成瀬の演出した第三話では、メインは大人の女性の嫉妬心である。医師の夫(上原)に好意を持つ若い看護師(中村)に、八百屋の息子(小林)を近づけようと画策する妻を、高峰秀子が演じている。
![]() 大ホール
くちづけ
(115分・35mm・白黒) 当時の東宝のスターが多数出演した、石坂洋次郎の短篇を原作とするオムニバス映画。製作は、藤本眞澄と成瀬巳喜男が共同で担当し、成瀬は第三話の監督と全体の総監修も務めた。いずれの話においても若者の恋愛が描かれているが、成瀬の演出した第三話では、メインは大人の女性の嫉妬心である。医師の夫(上原)に好意を持つ若い看護師(中村)に、八百屋の息子(小林)を近づけようと画策する妻を、高峰秀子が演じている。 '55(東宝)(監)[第一話]筧正典、[第二話]鈴木英夫、[第三話]成瀨巳喜男(原)石坂洋次郎(脚)松山善三(撮)山崎一雄(美)中古智(音)斎藤一郎(出)[第一話]靑山京子、杉葉子、太刀川洋一、十朱久雄、笠智衆、滝花久子 [第二話]司葉子、中原ひとみ、小泉博、飯田蝶子、藤原釜足、淸川虹子、 [第三話]髙峰秀子、中村メイコ、上原謙、小林桂樹、伊豆肇 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
![]() |