終戦後、盛んに作られた民主主義高揚映画の一種で、成瀬作品の中では異色作。フランク・キャプラ監督『スミス都へ行く』(1939)、『群衆』(1941)などからの影響が色濃く見られる。奇妙な叫び声で人気を得た元復員兵・浦島五郎(藤田)を、新聞社は政党に売りつけ、政党は民衆の扇動に利用する。のちに第一次東宝争議と呼ばれることになる、東宝従業員組合のストライキの最中に公開された。
大ホール
浦島太郎の後裔
終戦後、盛んに作られた民主主義高揚映画の一種で、成瀬作品の中では異色作。フランク・キャプラ監督『スミス都へ行く』(1939)、『群衆』(1941)などからの影響が色濃く見られる。奇妙な叫び声で人気を得た元復員兵・浦島五郎(藤田)を、新聞社は政党に売りつけ、政党は民衆の扇動に利用する。のちに第一次東宝争議と呼ばれることになる、東宝従業員組合のストライキの最中に公開された。 '46(東宝)(監)成瀨巳喜男(脚)八木隆一郎(撮)山崎一雄(美)安部輝明(音)山田和男(出)藤田進、高峯秀子、山根壽子、管井一郎、進藤英太郎、花澤德衛、飯田房江、矢の島ひで子、鹿野千代子、靑野太郎、中村伸郎、杉村春子、三津田健、龍岡晋、宮口精二 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
|