放蕩息子の新之助(月田)を更正させるため父と叔父が一計を案じ、父が何者かに討たれたと偽る。髭とほくろで変装した偽の仇敵も雇われ、いよいよ仇討ちの旅へと出発した新之助を思わぬ珍道中が待ち受ける。伊丹万作のタッチを狙ったという洒脱な演出で注目を集めた森一生25歳の監督デビュー作。現存するフィルムでは半分(2、4、5、8巻)の音声が失われている。
大ホール
仇討膝栗毛[不完全]
放蕩息子の新之助(月田)を更正させるため父と叔父が一計を案じ、父が何者かに討たれたと偽る。髭とほくろで変装した偽の仇敵も雇われ、いよいよ仇討ちの旅へと出発した新之助を思わぬ珍道中が待ち受ける。伊丹万作のタッチを狙ったという洒脱な演出で注目を集めた森一生25歳の監督デビュー作。現存するフィルムでは半分(2、4、5、8巻)の音声が失われている。 '36(新興京都)(監)森一生(原)(脚)依田義賢(撮)竹野治夫(美)辻定吉、上里義三、木川義人、岸中勇星(音)佐藤顯雄(出)月田一郎、寺島貢、小泉嘉輔、森田肇、三保敦美、水野浩、妻紀正次郎、春路謙作、森靜子、橘光造 旅籠屋騒動[『お伊勢詣り』改題]
同年に吉本興業から引き抜かれたワカナ・一郎、ラッキー・セブンらを出演させた漫才映画。当時の新興キネマの大衆路線が明瞭にうかがわれる。『仇討膝栗毛』と同様、依田義賢が脚本を担当している。 '39(新興京都)(監)森一生(脚)依田義賢(撮)廣田晴巳(美)上里義三(音)武政英策(出)ミス・ワカナ、玉松一郎、ラッキー、セブン、ラッパ、日佐丸、奴、喜蝶、伴淳三郎 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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