農民生活に嫌気がさして次郎長の子分になった石松の無鉄砲な生き様を喜劇的に描いた占領期的な「侠客もの」。野心的な作品ではあったが興行的に不入りで、吉村と新藤兼人が松竹を離れるきっかけとなった。石松の悲壮な死の場面は、ハリウッドのギャング映画『民衆の敵』(1931年)を想起させる。「キネマ旬報」ベストテン9位。
大ホール
森の石松
農民生活に嫌気がさして次郎長の子分になった石松の無鉄砲な生き様を喜劇的に描いた占領期的な「侠客もの」。野心的な作品ではあったが興行的に不入りで、吉村と新藤兼人が松竹を離れるきっかけとなった。石松の悲壮な死の場面は、ハリウッドのギャング映画『民衆の敵』(1931年)を想起させる。「キネマ旬報」ベストテン9位。 '49(松竹京都)(監)吉村公三郎(脚)新藤兼人(撮)生方敏夫(美)水谷浩(音)吉澤博(出)藤田進、轟夕起子、河村黎吉、志村喬、殿山泰司、笠智衆、朝霧鏡子、澤村貞子、西川壽美、飯田蝶子、三井弘次、安部徹 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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