今や家屋敷を人手に渡すところまで落ちぶれた旧華族の名門、安城家。せめて終焉だけは華やかに迎えようと舞踏会が催されたが、そこに闇金融の社長や、かつて当家のお抱え運転手だった成金の運送業者らが現われ、当主の苦悩は極限に達することとなる…。旧体制の崩壊と新興勢力の台頭という、敗戦後の日本の世相が巧みに織り込まれている。「キネマ旬報」ベストテン1位。
大ホール
安城家の舞踏會
今や家屋敷を人手に渡すところまで落ちぶれた旧華族の名門、安城家。せめて終焉だけは華やかに迎えようと舞踏会が催されたが、そこに闇金融の社長や、かつて当家のお抱え運転手だった成金の運送業者らが現われ、当主の苦悩は極限に達することとなる…。旧体制の崩壊と新興勢力の台頭という、敗戦後の日本の世相が巧みに織り込まれている。「キネマ旬報」ベストテン1位。 '47(松竹大船)(監)(原)吉村公三郎(脚)新藤兼人(撮)生方敏夫(美)浜田辰雄(音) 木下忠司(出)原節子、逢初夢子、瀧澤修、森雅之、清水將夫、神田隆、空あけみ、村田知英子、殿山泰司、津島惠子、岡村文子、日守新一 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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