「木曽路はすべて山の中である」で始まる島崎藤村の長篇歴史小説の映画化で、近代映画協会が独立プロの威信をかけて劇団民藝とともに製作した大作。幕末から維新にかけての動乱の時代。庄屋で国学者の青山半蔵(滝沢)が、理想に燃えつつも新時代に幻滅し、座敷牢で生涯を終えるまでの軌跡を、吉村が格調たかく演出している。
大ホール
夜明け前
「木曽路はすべて山の中である」で始まる島崎藤村の長篇歴史小説の映画化で、近代映画協会が独立プロの威信をかけて劇団民藝とともに製作した大作。幕末から維新にかけての動乱の時代。庄屋で国学者の青山半蔵(滝沢)が、理想に燃えつつも新時代に幻滅し、座敷牢で生涯を終えるまでの軌跡を、吉村が格調たかく演出している。 '53(近代映画協会=劇団民藝)(監)吉村公三郎(原)島崎藤村(脚)新藤兼人(撮)宮島義勇(美)丸茂孝(音)大澤壽人(出)滝澤修、伊達信、細川ちか子、小夜福子、乙羽信子、山内明、北林谷栄、垂水悟郎、芦田伸介、下元勉 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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