17歳にしてすでに日活時代劇部のトップ女優となっていた山田五十鈴の、数少ない現代劇の1本であり、現存する最初期の作品。簡易保険局の「被保険者保健思想の涵養」用映画であるが、脚本の小國英雄、監督の千葉泰樹とも終始軽快なタッチで宣伝臭を払拭している。なおタイトルは「私の社長」とする文献も多い。1996-97年にロシアのゴスフィルモフォンドで調査を行い現存が確認された日本映画の一つ。
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17歳にしてすでに日活時代劇部のトップ女優となっていた山田五十鈴の、数少ない現代劇の1本であり、現存する最初期の作品。簡易保険局の「被保険者保健思想の涵養」用映画であるが、脚本の小國英雄、監督の千葉泰樹とも終始軽快なタッチで宣伝臭を払拭している。なおタイトルは「私の社長」とする文献も多い。1996-97年にロシアのゴスフィルモフォンドで調査を行い現存が確認された日本映画の一つ。 '34(日活京都)(監)(脚)千葉泰樹(原)(脚)小國英雄(撮)三浦光雄(出)山田五十鈴、村田知栄子、山本嘉一、杉狂兒、稲田春子、関時男、中村寿郎、山本冬郷、花野園子、上村敏子 新雪
五所平之助監督が創立間もない大映に入社して監督した最初の作品。進歩的な教育理念を持つ国民学校の訓導と勝気な女医の恋を爽やかに描き、大映の「最初のヒット作」(「大映十年史」)となった。宝塚出身の月丘夢路が一躍有望な映画女優として注目を集めたことでも名高い。ゴスフィルモフォンドで発見された日本映画の一つ。オリジナル124分のうちの84分が現存。 '42(大映)(監)五所平之助(原)藤澤桓夫(脚)館岡謙之助(撮)岡野薫(美)今井高一(音)久保田公平(出)水島道太郎、月丘夢路、高山德右衛門、美鳩まり、武田サダ、白川博、久野あかね ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (編)=編集 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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