音楽家の貴志康一が1930年代に美学者の中井正一らとともに撮影した映画の一つ『第四作品』を、ドイツのウーファが買い取り、オペラ歌手・湯浅初枝が出演するシーンやドイツ語ナレーション、音楽を加えてドイツで公開したもの。魚眼レンズや多重露光を用いた部分に前衛映画としての片鱗をうかがうことができる。ドイツの連邦資料館フィルムアルヒーフより入手。
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SPIEGEL (16分・35mm・白黒) 音楽家の貴志康一が1930年代に美学者の中井正一らとともに撮影した映画の一つ『第四作品』を、ドイツのウーファが買い取り、オペラ歌手・湯浅初枝が出演するシーンやドイツ語ナレーション、音楽を加えてドイツで公開したもの。魚眼レンズや多重露光を用いた部分に前衛映画としての片鱗をうかがうことができる。ドイツの連邦資料館フィルムアルヒーフより入手。 '33(ドイツ/ウーファ=貴志学術映画研究所)(監)(音)貴志康一(製)ニコラウス・カウフマン(脚)ヴィルヘルム・プラガー(解)ヴィルヘルム・マルテン(出)湯浅初枝 武士道
BUSHIDO:DAS EISERNE GESETZ (83分・18fps・35mm・無声・白黒) 伊丹万作とアーノルド・ファンク監督の『新しき土』(1937年)に先行して作られたわが国初の本格的な国際合作映画。1924年から1925年にかけて日本で撮影され、1926年に日独両国で公開された。戦国時代の鉄砲伝来の物語をベースにしており、ハラキリとゲイシャをはじめ東洋のエキゾチシズムを喚起する映像やテーマが描かれる。2004年にロシアのゴスフィルモフォンドから入手。 '25(東亜等持院=ドイツ/H・K・ハイラント・プロ)(監)ハインツ・カール・ハイラント、賀古残夢(脚)長野健太(撮)橋本佐一呂(出)明石潮、岡島艶子、カール・テティンク、ロー・ホール ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (編)=編集 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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