原作→椎名麟三
短篇小説「無邪気な人々」の映画化『煙突の見える場所』での椎名麟三と五所平之助の出会いは、椎名が『愛と死の谷間』『鶏はふたたび鳴く』のオリジナル・シナリオを提供する展開になった。観念的で難解とされた椎名文学への抒情的風俗作家・五所の接近も、戦後という時代の一つの風景であろう。
大ホール
愛と死の谷間
原作→椎名麟三 '54(日活)(監)五所平之助(脚)椎名麟三(撮)小原譲治(美)松山崇(音)団伊玖磨(出)津島惠子、乙羽信子、芥川比呂志、宇野重吉、木村功、伊藤雄之助、高杉早苗、安西郷子、中村是好、清水一郎、左卜全、多々良純、山形勲、飯田蝶子、北林谷栄 ■(監)=監督 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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