原作→壺井栄
小学校の女教師と十二人の教え子たちの転変を軸に、国家に抑圧された戦前から戦後の再生に至る庶民の歴史。原作は敗戦日本が独立した1952年の作だが、2年後の映画化は木下惠介本来の抒情性とフランス滞在で目覚めた社会批判が渾然と融合して、平和を願う幅広い感動を誘う「国民映画」に結晶した。
大ホール
二十四の瞳
原作→壺井栄 '54(松竹)(監)(脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)中村公彦 (音)木下忠司(出)高峰秀子、月丘夢路、小林トシ子、井川邦子、田村高廣、笠智衆、夏川靜江、浦辺粂子、清川虹子、浪花千栄子、明石潮、天本英世、高原駿雄、小林十九二 ■(監)=監督 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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