原作→高橋和巳
戦後派文学の衣鉢を継ぎ、1960年代に次々と政治的・社会的テーマの力作を発表した高橋和巳の唯一の映画化作品。脚本を担当した劇作家の福田善之、監督の黒木和雄も同世代で、戦後の共産党の武力闘争の挫折の経験が根底にあるが、映画は福田の主導で深刻な原作をパロディー化した感がある。
大ホール
日本の悪霊
原作→高橋和巳 '70(中島正幸プロ=ATG)(監)黒木和雄(脚)福田善之(撮)堀田泰寛(美)平田逸郎(音)岡林信康、早川義夫(出)佐藤慶、高橋辰夫、観世栄夫、高橋美智子、堀井永子、奈良あけみ、榎本陽介、蔦森皓祐、深尾誼、鈴木両全、土井通肇、倉沢周平、渡辺文雄、土方巽、殿山泰司、岡林信康 ■(監)=監督 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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