桜の妖気に取り憑かれ、片っ端から人を斬殺してゆく山賊の物語。監督は、原作者・坂口が描いた桜を画にすることの難しさを述懐しているが、狂おしいほど豊かに咲く桜とその化身のような女が持つ冷酷なまでの美しさを見事に捉えている。
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桜の森の満開の下
(95分・35mm・カラー) 桜の妖気に取り憑かれ、片っ端から人を斬殺してゆく山賊の物語。監督は、原作者・坂口が描いた桜を画にすることの難しさを述懐しているが、狂おしいほど豊かに咲く桜とその化身のような女が持つ冷酷なまでの美しさを見事に捉えている。 ’75(芸苑社)(監)(脚)篠田正浩(原)坂口安吾(脚)富岡多恵子(撮)鈴木達夫(美)朝倉摂、内藤昭(音)武満徹、池辺晋一郎(出)若山富三郎、岩下志麻、伊佐山ひろ子、西村晃、観世栄夫、加藤嘉、笑福亭仁鶴 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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