エミリ・ブロンテによる同名小説の舞台を、中世の日本に置き換えて翻案した大作。ジョルジュ・バタイユの「嵐が丘」論より構想を得た、吉田にとっては初の時代劇でもある。中世の時間、空間を喚起するために、キャメラの移動を封じ、近代的な物語の構成を拒絶することによって、映画における時代劇の安易な約束事を否定する試みが行われている。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。
大ホール
嵐が丘
エミリ・ブロンテによる同名小説の舞台を、中世の日本に置き換えて翻案した大作。ジョルジュ・バタイユの「嵐が丘」論より構想を得た、吉田にとっては初の時代劇でもある。中世の時間、空間を喚起するために、キャメラの移動を封じ、近代的な物語の構成を拒絶することによって、映画における時代劇の安易な約束事を否定する試みが行われている。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。 1988(製作)西友・MEDIACTUEL(監督)(脚本)吉田喜重(原作)エミリ・ブロンテ(撮影)林淳一郎(美術)村木与四郎(音楽)武満徹(出演)松田優作、田中裕子、名高達郎、石田えり、萩原流行、高部知子、古尾谷雅人、伊東景衣子、杉山とく子、志垣太郎、今福将雄、うえだ峻、三國連太郎 ■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。 |
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