原作:徳永直(1929年)
1929年はプロレタリア文学の代表作が二篇世に出た年である。一つは小林多喜二の「蟹工船」。もう一つが徳永直の「太陽のない街」で、彼が体験した共同印刷争議を小説化したもの。翌年には築地小劇場で上演。だが大衆的影響力が大きい映画化は不可能で、実現したものは両作とも戦後、親左翼的独立プロによってであった。
大ホール
太陽のない街
原作:徳永直(1929年) ’54(新星映画社)(監)山本薩夫(脚)立野三郎(撮)前田実(美)久保一雄(音)飯田信夫(出)日髙澄子、二本柳寛、桂通子、原保美、小田切みき、多々良純、北林谷栄、東野英次郎、殿山泰司、安部徹 ■(監)=監督 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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