フィルムセンターでは、映画史上最も偉大な映画監督の一人であるジャン・ルノワールの作品を精選して上映する「ジャン・ルノワール監督名作選」を開催いたします。これは、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の展覧会「ルノワール+ルノワール展」(2月2日-5月6日)にあわせて開かれるもので、またフィルムセンターなど3つの上映施設がそれぞれの切り口でジャン・ルノワールの作品を回顧する関連企画《ジャン・ルノワール映画の世界》の最後を飾る上映イベントとなります。
映画生誕の前年に画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男として生を受け、いまだ揺籃期にあった映画を20世紀の代表的な芸術にまで高めたジャン・ルノワール。本企画では、1924年のデビュー作『水の娘』や若きフランソワ・トリュフォーを魅了した無声喜劇『のらくら兵』、インドを舞台にした初のカラー作品『河』、ベル・エポックのパリの情緒を華やかに描いた代表作『フレンチ・カンカン』、イングリッド・バーグマン主演の艶やかな恋愛コメディ『恋多き女』など15作品(関連作品を含む)を13プログラムに構成して上映します。
皆様のご来場をお待ちしております。
フィルム提供(五十音順):ザジ フィルムズ、Cinémathèque française、CNC Archives Françaises du Film、Théâtre du Temple
※1月発行の「ジャン・ルノワール映画の世界」チラシに一部誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
・『大いなる幻影』の復元プリントは日本初公開ではなく、2001年に配給・公開されています。
・『ボヴァリー夫人』の上映プリントは復元版ではありません。