浅草演劇の寵児・榎本健一は、同志・山本嘉次郎の監督起用を条件にP.C.L.と契約、長年の夢だった音楽喜劇映画に出演した。本作は、財布ばかりか密書まで盗んでしまった巾着切りが侍につけ狙われるという追っかけ喜劇で、歌とアクションがテンポよく繰り広げられる。弟子の井崎博之によれば、この版は公開時の前篇・後篇に『エノケンのざんぎり金太』(1940年)を加えて大幅に編集した版だという。
大ホール
エノケンのちゃっきり金太[総集篇]
浅草演劇の寵児・榎本健一は、同志・山本嘉次郎の監督起用を条件にP.C.L.と契約、長年の夢だった音楽喜劇映画に出演した。本作は、財布ばかりか密書まで盗んでしまった巾着切りが侍につけ狙われるという追っかけ喜劇で、歌とアクションがテンポよく繰り広げられる。弟子の井崎博之によれば、この版は公開時の前篇・後篇に『エノケンのざんぎり金太』(1940年)を加えて大幅に編集した版だという。 ’37(P.C.L.映画製作所)(監)(原)(脚)山本嘉次郎(撮)唐沢弘光(美)北猛夫(音)栗原重一(出)榎本健一、中村是好、二村定一、柳田貞一、市川圭子、花島喜世子、山懸直代、如月寬多、千川輝美、宏川光子 |
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