東宝が香港の製作会社キャセイと組み、二枚目・宝田明と“香港の宝石”とも称された尤敏(ユー・ミン)を主役に起用した「香港3部作」の第1作。甘口の恋愛メロドラマであり、歌が中心の作品ではないが、主題歌「香港の夜」がロマンティックな空気を醸し出す。だが、二人の恋が成就せずに男が亡くなってしまうのは、同じく香港を舞台にしたアメリカ映画『慕情』(1955年)を思わせる。
大ホール
香港の夜
東宝が香港の製作会社キャセイと組み、二枚目・宝田明と“香港の宝石”とも称された尤敏(ユー・ミン)を主役に起用した「香港3部作」の第1作。甘口の恋愛メロドラマであり、歌が中心の作品ではないが、主題歌「香港の夜」がロマンティックな空気を醸し出す。だが、二人の恋が成就せずに男が亡くなってしまうのは、同じく香港を舞台にしたアメリカ映画『慕情』(1955年)を思わせる。 ’61(東宝=キャセイ・オーガニゼーション)(監)千葉泰樹(脚)井手俊郎(撮)西垣六郎(美)河東安英、費伯夷(音)松井八郎(出)宝田明、尤敏(ユー・ミン)、草笛光子、司葉子、浜美枝、木暮実千代、馬力、王引、金伯健、中村哲、藤木悠、小泉博、加東大介、上原謙 |
|