東宝の前身である写真科学研究所(P.C.L.)の記念すべき第1回作品で、トーキーを旗印にした同社を特徴づけるべく、ジャズ色を前面に出した明朗な一本である。経営者の植村澄三郎が大日本麦酒の重役でもあったことから自社ビールの宣伝を兼ねて製作されたもので、辛らつな批評で知られる音楽学者・兼常清佐の起用にも、新時代の映画に対する意気込みが感じられる。
大ホール
音楽喜劇 ほろよひ人生
東宝の前身である写真科学研究所(P.C.L.)の記念すべき第1回作品で、トーキーを旗印にした同社を特徴づけるべく、ジャズ色を前面に出した明朗な一本である。経営者の植村澄三郎が大日本麦酒の重役でもあったことから自社ビールの宣伝を兼ねて製作されたもので、辛らつな批評で知られる音楽学者・兼常清佐の起用にも、新時代の映画に対する意気込みが感じられる。 ’33(写真科学研究所)(監)木村莊十二(脚)松崎啓次(撮)鈴木博(美)山崎醇之輔(音)兼常清佐、紙恭輔、奥田良三(出)徳川夢声、大川平八郎、藤原釜足、千葉早智子、神田千鶴子、堤眞佐子、古川緑波、大辻司郎、横尾泥海男、吉谷久雄、関時男、中根竜太郎、丸山定夫、間英子、双葉芳子 |
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