溝口=絹代コンビの最後の作品となった本作は、京都の色街・島原遊郭が舞台。東京での失恋に傷心して帰郷した大学生(久我)は、置屋を営む母親の愛人(大谷)を巡っていつしか母(田中)と対立の関係になる。水谷の美術の中でも屈指の出来ばえと監督に言わせた置屋のセットも注目に値する。ショートカットに黒いタートルネックを着た久我美子が印象的。
大ホール
噂の女
溝口=絹代コンビの最後の作品となった本作は、京都の色街・島原遊郭が舞台。東京での失恋に傷心して帰郷した大学生(久我)は、置屋を営む母親の愛人(大谷)を巡っていつしか母(田中)と対立の関係になる。水谷の美術の中でも屈指の出来ばえと監督に言わせた置屋のセットも注目に値する。ショートカットに黒いタートルネックを着た久我美子が印象的。 ’54(大映京都)(脚)依田義賢、成澤昌茂(撮)宮川一夫(美)水谷浩(音)黛敏郎(出)田中絹代、大谷友右衛門、久我美子、進藤英太郎、見明凡太朗、浪花千榮子、田中春男、十朱久雄、阿井三千子、峰幸子 |
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