田宮虎彦の3つの短篇小説「菊坂」「絵本」「足摺岬」を新藤が独自に脚色。軍国主義が台頭するなかで愛と理想を押しつぶされてゆく若者たちの傷ましい青春が容赦なく描写された本作は、田宮の叙情性と新藤のリアリズムが融合した一種の社会派メロドラマに仕上がっている。
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足摺岬
(107分・35mm・白黒) 田宮虎彦の3つの短篇小説「菊坂」「絵本」「足摺岬」を新藤が独自に脚色。軍国主義が台頭するなかで愛と理想を押しつぶされてゆく若者たちの傷ましい青春が容赦なく描写された本作は、田宮の叙情性と新藤のリアリズムが融合した一種の社会派メロドラマに仕上がっている。 ’54(近代映画協会)(監)吉村公三郎(原)田宮虎彦(脚)新藤兼人(撮)宮島義勇(美)丸茂孝(音)伊福部昭(出)木村功、津島惠子、日高澄子、殿山泰司、御橋公、森川信、赤木蘭子、信欣三、神田隆、菅井一郎、金子信雄、下元勉 |
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