過去の上映
- 2019.11.26 - 12.22
- 上映企画
オリンピック記録映画特集
――より速く、より高く、より強く
Documentary Films of the Olympic Games: Faster, Higher, Stronger
2019年11月26日(火)-12月22日(日)
11-12月の休館日:月曜日、12月28日(土)-2020年1月3日(金)
会 場:長瀬記念ホールOZU(2階)
定 員:310名(各回入替制・全席自由席)
ライブ解説・弁士・伴奏付は299名(各回入替制・全席自由席)
★各回の開映後の入場はできません。
主 催:国立映画アーカイブ
特別協力:オリンピック文化遺産財団
協 力:日本オリンピック委員会、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
当日券についてはこちらをご覧ください。
前売券についてはこちらをご覧ください。
概要
オリンピック・パラリンピック東京大会の開催が、来年に迫ってきました。4年ごとに世界の注目を浴びるこのスポーツの祭典ですが、その姿が初めて映画のフィルムに収まったのは、金栗四三ら日本の代表団が初参加した1912年のストックホルム大会でのことです。1930年に国際オリンピック委員会(IOC)が各大会の記録映画作りを義務づけると、以降は大会ごとに公式映画が作られ、また非公式にも優れたドキュメンタリー作品が生まれました。
オリンピック記録映画は、各競技の歴史や名アスリートたちの活躍を見る楽しみに満ちているだけではありません。それと同時に、レニ・リーフェンシュタール、市川崑、クロード・ルルーシュ、篠田正浩、イム・グォンテク、カルロス・サウラといった世界的な監督たちの活躍の場にもなり、映画芸術にとっても挑戦の機会となってきました。
この企画では、IOC傘下のオリンピック文化遺産財団(スイス・ローザンヌ市)から上映素材の提供を受け、歴代の記録映画の中から厳選された、1912年ストックホルム大会から1998年長野冬季大会までの23作品(22プログラム)を一挙に上映します。その大半は、IOCの映画復元プロジェクトによりデジタル復元されたものです。また1964年東京夏季大会をめぐって製作された短篇記録映画4作品も併せて上映します。さらに、復元プロジェクトの専門家を招いた特別講演会を行うほか、初期の大会を記録した無声映画には、スポーツ史の専門家によるライブ解説や、音楽・弁士付きの上映も予定しています。
この特集に足しげく通えば、きっとあなたもオリンピック博士になれるでしょう。映画ファンの方々はもちろん、スポーツ愛好家の皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
※字幕情報の変更のお知らせ Correction of subtitle information(2019.11.14更新)
『ハンド・イン・ハンド』は日本語字幕のみでの上映に変更となりました。
Hand in Hand will be subtitled only in Japanese.
巡回上映情報
会場:京都国立近代美術館
会期:2020年2月15日(土) ・16日(日)
本企画の詳細はこちら(京都国立近代美術館のHP)
会場:福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ
会期:2月5日(水)~3月1日(日) → 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2月21日(金)より上映中止。詳細はこちら(福岡市総合図書館のHP)(2/21更新)
本企画の詳細はこちら(映像ホール・シネラのHP)
特別講演会のお知らせ
「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」
日 時:2019年11月30日(土)
2:30pm–5:30pm(終了時刻は予定)
講演者:エイドリアン・ウッド
(オリンピック記録映画復元担当者、映画復元専門家)
⇒ 詳細はこちらをご覧ください。
■(監)=監督 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション
■作品に登場するアスリートは太字で示しています。
■特集には不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
[言語字幕情報の表記例]
言語:英語、字幕:日本語 → (言)英(字)日
Language: English、Subtitles: Japanese → (L)EN(S)JA
[略記一覧]
日本語(日)、英語(英)、フランス語(仏)、ドイツ語(独)、オランダ語(蘭)、イタリア語(伊)、韓国語(韓)、スペイン語(西)、ロシア語(露)
Japanese(JA)、English(EN)、French(FR)、German(GE)、Dutch(DU)、Italian(IT)、Korean(KO)、Spanish(SP)、Russian(RU)
1936年オリンピック映画の製作風景 (34分・1937・オリンピア・フィルム・監:ルードルフ・シャート)
3.アムステルダム・オリンピック大会 (192分・1928・ルーチェ=ウーファ・監:ヴィルヘルム・プラーガー) 5.民族の祭典 (126分・1938・オリンピア・フィルム・監:レニ・リーフェンシュタール) 7.憎しみなき闘い (91分・1948・チュリコップ・監:アンドレ・ミシェル) 6.美の祭典 (103分・1938・オリンピア・フィルム・監:レニ・リーフェンシュタール) 8.ロンドン・オリンピック (138分・1948・オリンピック・ゲームズ〔1948〕・フィルム) 9.美と力の祭典 メルボルン・オリンピックの記録 (106分・1957・プロダクションズC. S. A.・監:ルネ・リュコ) 10.ローマ・オリンピック1960 (147分・1961・インスティトゥート・ナッチヨナル・ルーチェ・監・脚:ロモロ・マルチェリーニ) 11.東京オリンピック (170分・1965・東京オリンピック映画協会・総監督・脚:市川崑) 12.白い恋人たち/グルノーブルの13日 (112分・1968・レ・フィルム 13・監:クロード・ルルーシュ、フランソワ・レシャンバック) 13.太陽のオリンピア―メキシコ 1968― (160分・1969・OCOG・監・脚:アルベルト・イサーク) 14.札幌オリンピック (167分・1972・社団法人ニュース映画製作者連盟・総監督:篠田正浩) 15.時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日 (110分・1973・ウォルパー・ピクチャーズ・監:ユーリー・オゼロフ、マイ・セッテリング、アーサー・ペン、ミヒャエル・フレガー、市川崑、ミロシュ・フォルマン、クロード・ルルーシュ、ジョン・シュレシンジャー) 16.ホワイトロック (77分・1977・ワールドマーク・プロダクションズ=サミュエルソン・インターナショナル・監・脚:トニー・メイラム) 17.第21回オリンピック大会 (118分・1977・カナダ国立映画制作庁・総監督:ジャン=クロード・ラブルク) 18.スポーツよ、君は平和だ! (149分・1981・モスフィルム・監・脚:ユーリー・オゼロフ) 19.栄光の16日 (145分・1986・キャッピー・プロダクションズ・監・脚:バド・グリーンスパン) 21.マラソン (130分・1993・アイバーグループ・監:カルロス・サウラ) 20.ハンド・イン・ハンド (119分・1989・国立映画製作所・監:イム・グォンテク) 22.1998長野オリンピック 名誉と栄光の物語 (119分・1999・キャッピー・プロダクションズ・監・脚:バド・グリーンスパン) 23.東京オリンピック短篇ドキュメンタリー選集 (計112分) 特別講演会「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」
上映作品詳細
11912年第5回オリンピック ストックホルム大会The Games of the V Olympiad Stockholm, 1912(170分・DCP・無声・白黒)
- 2019年12月1日(日) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月11日(水) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1912年 第5回オリンピック ストックホルム(スウェーデン)大会
(言)英(字)日 (L)EN(S)JA
初めて網羅的に撮影されたオリンピック。本作は、その映像を復元し、4章だての作品として再構成した映画。競技場落成式など開会前の情景もふんだんに含まれているほか、観客や市街など競技以外の光景も目を楽しませる。また当時は実施競技だった綱引きの様子も見ることができる。三島弥彦(短距離走)、金栗四三(マラソン)など、日本人選手の姿も鮮明に捉えられている。
*途中10分の休憩をはさみます。
12月1日3:00 PM★ライブ解説付上映
12月11日6:00 PM●弁士・伴奏付上映
その他、登場する主なアスリート:ケン・マッカーサー、クリスチャン・ギッシャム、フランシスコ・ラザロ(マラソン)、デューク・カハナモク(男子100自由形)、ジム・ソープ(五種競技、十種競技)、ハンネス・コーレマイネン(5000走、10000走、クロスカントリー個人)
2銀界征服Das Weiße Stadion(124 分・DCP・無声・白黒)
- 2019年12月8日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月12日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1928年 第2回冬季オリンピック サン・モリッツ(スイス)大会
(言)独・仏(一部独のみ)(字)日 (L)GE・FR(Partially GE only)(S)JA
日本が初参加した冬季大会。山岳映画で知られるA・ファンクが自然描写に力量を発揮。スローモーションの使用、エキストラを演出したシーンの挿入などにより劇的に展開、傑作「オリンピア」二部作への道を開いた。その監督リーフェンシュタールはファンクの愛弟子で、エキストラとして2シーン登場している。編集はヴァルター・ルットマン。日本では当初『雪の競技』の題名で公開が告知され、『銀界征服』に改題して1929年3月公開。
12月8日4:00 PM、12月12日7:00 PM♪音楽伴奏付上映
ソニア・ヘニー(フィギュア女子シングル)、ギリス・グラフストローム、カール・シェーファー(フィギュア男子シングル)、アンドレ・ジョリー&ピエール・ブリュネ(フィギュアペア)、イヴァール・バラングルート、クラス・ツンベルグ(スピードスケート)
4世界の若者たち
1936年オリンピック映画の製作風景(計72分)
- 2019年11月27日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月13日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
世界の若者たちJugend der Welt(38分・DCP・白黒)
1936年 第4回冬季オリンピック ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)大会
(言)独(字)日・英 (L)GE(S)JA・EN
夏季ベルリン大会と並ぶもうひとつの「ナチ・オリンピック」だが、貧困者の悲劇をリアリズムで描いた『これが人生』(1930)で知られる監督のユンハンスは、プロパガンダよりも、冬季競技のスピード感とスリルの表現に賭けた。選手宣誓を行うノルディック複合選手のヴィリー・ボグナーは、『白い恋人たち』の撮影監督であるウィリー・ボグナーの父。
ソニア・ヘニー、稲田悦子(フィギュア女子シングル)、カール・シェーファー(フィギュア男子シングル)、イヴァール・バラングルート(スピードスケート)、ビルゲル・ルート(スキージャンプ)
1936年オリンピック映画の製作風景Autour des travaux effectués pour le film des Jeux Olympiques 1936 / Behind the Scenes of the Film about the Olympic Games 1936(34分・DCP・白黒)
1936年 第11回夏季オリンピック ベルリン(ドイツ)大会
(言)仏・英(一部仏のみ)(字)日 (L)FR・EN(Partially FR only)(S)JA
「オリンピア」公開に先立って公開された短篇。男女二人組が登場し、それぞれがフランス語・英語でナレーションを行う。映像の断片を次々に見せる編集がスリリングで、がぜん本篇への期待感をあおり、撮影・編集現場の様子が非常に興味深い。監督は「オリンピア」のテクニカルアドバイザーでもある。
3アムステルダム・オリンピック大会De Olympische Spelen – Amsterdam 1928(192分・DCP・無声・白黒)
- 2019年12月3日(火) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月14日(土) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1928年 第9回夏季オリンピック アムステルダム(オランダ)大会
(言)蘭(字)日 (L)DU(S)JA
織田幹雄が三段跳びでアジア人初の金メダル。今大会より加わった女子陸上競技で、人見絹枝が800メートル走の銀メダルを獲得。メイン会場にある塔には期間中火がともされ続け、これが聖火台の始まりとなる。また、このメイン会場を設計したヤン・ヴィルスは、当時オリンピックの正式種目であった芸術競技の建築部門で金メダルを獲得している。20世紀初頭を代表する長距離ランナーのパーヴォ・ヌルミ(男子3000障害、5000走、10000走)の姿も捉えられている。
*途中10分の休憩をはさみます。
12月3日6:00 PM★ライブ解説付上映
12月14日3:00 PM●弁士・伴奏付上映
ジョニー・ワイズミュラー(男子100自由形)、リナ・ラトケ(女子800走)、鶴田義行(男子200平泳ぎ)、山田兼松、津田晴一郎、ブエラ・エル・ワフィ(マラソン)、パーシー・ウィリアムズ(男子100走、200走)
5民族の祭典Olympia – Fest der Völker(126分・DCP・白黒)
- 2019年11月26日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月21日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1936年 第11回夏季オリンピック ベルリン(ドイツ)大会
(言)独(字)日・英 (L)GE(S)JA・EN
後世に多大な影響を与えた映像への賞賛と、芸術と政治をめぐる問題の提起で今日なお評価の揺れる最も有名なオリンピック映画のひとつ。『美の祭典』と併せて「オリンピア」二部作として完成された。古代ギリシア精神の継承をイメージ化した長いプロローグに始まる本作は、開会式と、十種競技以外の陸上競技種目を中心に構成されている。二部作でヴェネツィア国際映画祭作品賞を受賞し、日本では1940年に公開された。撮影はハンス・エアトルほか50名近くが関わっている。
ジェシー・オーウェンス(男子100走、走幅跳び、4×100リレー)、孫基禎、アーネスト・ハーパー、南昇竜(マラソン)、田島直人、原田正夫、大島鎌吉(三段跳び)、西田修平、大江季雄(棒高跳び)、イルマリ・サルミネン、村社講平(10000走)、吉岡隆徳、鈴木聞多(男子100走)、ラルフ・メトカフ(男子100走、4×100リレー)、ルッツ・ロング(走幅跳び)
7憎しみなき闘いCombat sans haine(91分・DCP・白黒)
- 2019年11月27日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月12日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1948年 第5回冬季オリンピック サン・モリッツ(スイス)大会
(言)仏(字)日・英 (L)FR(S)JA・EN
近代オリンピックの誕生から説き起こされ、男性の声によるナレーションが進行していると、突然「妻」がわりこんできて、さらには「妻」にちょっかいを出す別の男も登場。かくして競技映像と並行し、音声上では別のストーリーも展開される。脚本は1930年代から50年代までのフランス映画を支えたシャルル・スパーク。12年ぶりに開催されたオリンピックで、日本とドイツは招待されていない。
アンリ・オレイエ(男子アルペン)、ディック・バトン(フィギュア男子シングル)、バーバラ・アン・スコット(フィギュア女子シングル)、ビルゲル・ルート(スキージャンプ)
6美の祭典Olympia – Fest der Schönheit(103分・DCP・白黒)
- 2019年11月26日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月21日(土) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1936年 第11回夏季オリンピック ベルリン(ドイツ)大会
(言)独(字)日・英 (L)GE(S)JA・EN
本作では選手たちの肉体の美しさや、競技と編集の生み出すリズム感の表現に重点が置かれている。『民族の祭典』ともども、充分な撮影のできなかった競技では再現映像や練習時の撮影素材を使うなど、大会記録としての真正さよりも、リーフェンシュタールの理想とする作品の完成度が優先された。日本では公開に際して、前畑秀子が制した女子200メートル平泳ぎ決勝のニュース映像が挿入された。撮影はハンス・エアトルほか50名近くが関わっている。1940年日本公開。
8ロンドン・オリンピックThe Glory of Sport(138分・DCP・カラー)
- 2019年11月28日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月17日(火) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
1948年 第5回冬季オリンピック サン・モリッツ(スイス)大会(冒頭の40分ほど)
1948年 第14回夏季オリンピック ロンドン(英国)大会
(言)英(字)日 (L)EN(S)JA
1948年の冬季と夏季大会の記録。オリンピック記録映画初のカラー作品で、テクニカラーの美しい色彩で描かれた色とりどりの国旗や、風光明媚なカヌー競技会場の様子も目を楽しませる。ナレーターはサム・ウッド監督『打撃王』(1942)にも登場した有名アナウンサー、ビル・スターン。音楽の演奏はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。ロンドン大会も日本とドイツは招待されていない。1949年日本公開。
登場する主なアスリート(夏季大会のみ):ファニー・ブランカース=クン(女子100走、80ハードル、200走、4×100リレー)、エミール・ザトペック(5000走)、ヴィクトリア・マナロ・ドレイヴス(女子板飛び込み、高飛び込み)、サミー・リー(男子高飛び込み)、デルフォ・カブレラ、エティエンヌ・ガイイ、トム・リチャーズ(マラソン)、アーサー・ウィント(男子400走)、ボブ・マサイアス(十種競技)
9美と力の祭典 メルボルン・オリンピックの記録Rendez-vous à Melbourne(106分・DCP・カラー)
- 2019年11月28日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月11日(水) 2:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1956年 第16回夏季オリンピック メルボルン(オーストラリア)大会
(言)仏(字)日・英 (L)FR(S)JA・EN
肉体と運動の美の表現は「オリンピア」で極められた感があり、その後のオリンピック記録映画は別の方向を模索し始める。本作はその転換点に位置する。選手たちのリラックスした表情は、ローマ大会以後しばらく顕著となる、選手の内面描写への道を開くものであるだろう。軽やかなタッチが爽快で魅力的な一本。1957年日本公開。
アラン・ミムン(マラソン、10000走)、エミール・ザトペック、イ・チャンフン、川島義明(マラソン)、ウラジミール・クーツ(10000走、5000走)、ベティ・カスバート(女子100走、200走、4×100リレー)、ボビー・モロー(男子100走、200走、4×100リレー)
10ローマ・オリンピック1960La Grande Olimpiade(147分・DCP・カラー)
- 2019年11月29日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月8日(日) 11:30 AM@長瀬記念ホール OZU
1960年 第17回夏季オリンピック ローマ(イタリア)大会
(言)伊(字)日・英 (L)IT(S)JA・EN
競技だけでなく歴史都市ローマの魅力も力強く表現し、アカデミー賞長篇ドキュメンタリー部門に初めてノミネートされたオリンピック記録映画。オーソン・ウェルズ監督作品なども手掛けた作曲家、A・F・ラヴァニーノの個性的な音楽も面白く、アベベ・ビキラ(マラソン)の走りの描写は、続く市川崑の『東京オリンピック』で頂点に達する、アスリートの内面描写の先駆と言える。街にはなぜかビング・クロスビーがふらりと出現。短縮版が1961年日本公開された。
11東京オリンピックTokyo Olympiad(170分・DCP・カラー)
- 2019年12月4日(水) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月7日(土) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月22日(日) 11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
1964年 第18回夏季オリンピック 東京(日本)大会
(言)日(字)英 (L)JA(S)EN
1940年の開催中止を乗り越えてアジアで初の開催となった東京大会の記録。アスリートたちの心の裡に迫ろうとする姿勢と工夫、一場面に複数のキャメラを動員する撮影態勢など、総監督市川崑ならではの創意が全篇を貫き、完成するや「芸術か記録か」の論争を巻き起こした画期的な作品。使用されたカメラは103台、撮影フィルムの長さは約40万フィート(約74時間)、携わったスタッフは総勢556名と伝えられる。カンヌ国際映画祭で国際批評家賞を受賞した。
*途中10分の休憩をはさみます。
ヴェラ・チャスラフスカ(女子体操)、遠藤幸雄、鶴見修治、小野喬、山下治広、早田卓次、ボリス・シャハリン(男子体操)、猪熊功、アントン・ヘーシンク、神永昭夫(柔道)、日本代表チーム、ソ連代表チーム(女子バレーボール)、三宅義信(重量挙げ)、渡辺長武、吉田義勝、上武洋次郎(レスリング)、桜井孝雄、ジョー・フレイジャー(ボクシング)、円谷幸吉(10000走、マラソン)、アベベ・ビキラ、ベイジル・ヒートリー、君原健二(マラソン)、ビリー・ミルズ、ラナトゥンゲ・カルナナンダ(10000走)、依田郁子(女子80ハードル)、ボブ・ヘイズ(男子100走)
12白い恋人たち/グルノーブルの13日13 jours en France(112分・DCP・カラー)
- 2019年11月30日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月19日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1968年 第10回冬季オリンピック グルノーブル(フランス)大会
(言)仏(字)日・英 (L)FR(S)JA・EN
競技が後景に退くのも辞さず、オリンピック開催中のグルノーブルの街をまるごと描こうとした異色作。会期中に開かれていたイベントの出演者として、シルヴィ・ヴァルタン、ジョニー・アリデイらの姿が見られ、ベジャールのバレエ公演の模様も映る。監督のひとりレシャンバックは、アメリカの風物を捉えた記録映画『アメリカの裏窓』(1960)の監督。アルペン滑降のコースを滑走しながら撮影しているのは、60年冬季大会のアルペン競技にドイツ代表として出場し、のちに007映画などのスキーシーン演出も手掛けるウィリー・ボグナー。1969年日本公開。
ジャン=クロード・キリー(男子アルペン)、ペギー・フレミング(フィギュア女子シングル)
13太陽のオリンピア―メキシコ 1968―Olimpiada en Mexico(160分・DCP・カラー)
- 2019年12月1日(日) 10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月17日(火) 2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
1968年 第19回夏季オリンピック メキシコシティ(メキシコ)大会
(言)西(字)日・英 (L)SP(S)JA・EN
最終聖火ランナーを初めて女性が務めた大会。ディック・フォスベリーによるオリンピック初の背面跳び、男子走り幅跳びボブ・ビーモンの驚異的世界記録、男子200メートル走表彰式など、オリンピック史に残る場面が多数記録されている。日本では1969年、市川崑編集監修の124分版が公開された。
*途中10分の休憩をはさみます。
ジェイムズ・ハインズ(男子100走)、トミー・スミス、ジョン・カーロス、ピーター・ノーマン(男子200走)、アベベ・ビキラ、マモ・ウォルデ、君原健二、ジョン・スティーヴン・アクワリ(マラソン)、ヴェラ・チャスラフスカ(女子体操)、日本代表チーム(男子体操)
14札幌オリンピックSapporo Winter Olympics(167分・DCP・カラー)
- 2019年12月3日(火) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月22日(日) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1972年 第11回冬季オリンピック 札幌(日本)大会
(言)日(字)英 (L)JA(S)EN
スピードスケーター鈴木惠一や、スキージャンプの笠谷幸生の談話を交え、「運動の美しさ、スポーツにおける不安と恍惚」(篠田談)に迫る。詩的なナレーション、現場の音を積極的に拾う音響構成も面白い。アルペン選手カール・シュランツが、アマチュア規定に抵触したとして開会直前に除名された事件(のちに名誉回復)も記録。撮影部は鈴木達夫ら約90名。
*途中10分の休憩をはさみます。
アルト・シェンク、エアハルト・ケラー(男子スピードスケート)、金野昭次、青地清二(スキージャンプ)、ジャネット・リン、トリクシー・シューバ(フィギュア女子シングル)、マリー=テレーズ・ナディッヒ(女子アルペン)、大高優子(リュージュ女子1人乗り)
15時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日Visions of Eight(110分・DCP・カラー)
- 2019年12月4日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月14日(土) 11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
1972年 第20回夏季オリンピック ミュンヘン(西ドイツ)大会
(言)英(一部独)(字)日 (L)EN(Partially GE)(S)JA
8人の著名監督たちが各々の観点からオリンピックを捉えるオムニバス形式の映画。1973年日本公開。各パートの日本語タイトルは公開時のもの。
始まりのとき The Beginning
開会式や、競技直前の緊張と集中の狭間にゆれる選手たちの姿を捉える。
最も強く The Strongest
重量挙げ。トレーニングに打ち込む選手たちの執念から、食事作りの現場まで描かれる。
最も速く The Fastest
男子100メートル走決勝をスローモーションで描く。
最も高く The Highest
棒高跳び。空中での選手の身体の動きや落下する際の表情の変化を、美的なスローモーションで捉える。
美しき群像 The Women
かつては参加さえも許されていなかった女性選手に捧げられた一篇。体操のリュドミラ・ツリシチェワの演技とマンシーニの音楽が見事な調和を見せている。
二日間の苦闘 The Decathlon
十種競技。ベートーヴェンの第九やバイエルン地方の伝統音楽の演奏風景と、選手たちの過酷な闘いがクロスされ、さらに睡魔と闘うスタッフも加わり、スポーツのおかしみが表現されている。
敗者たち The Losers
ボクシング、柔道、自転車、馬術、男女競泳、女子やり投げ、レスリングの敗者たちを描く。
最も長い闘い The Longest
マラソン、およびテロとその後の日々を捉える。
16ホワイトロックWhite Rock(77分・DCP・カラー)
- 2019年11月29日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月15日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1976年 第12回冬季オリンピック インスブルック(オーストリア)大会
(言)英(字)日 (L)EN(S)JA
俳優J・コバーンが案内役として登場し、ボブスレーやバイアスロンを体験しながら冬季競技の魅力を伝え、プログレバンド「イエス」のリック・ウェイクマンによる電子音楽が、流線型のウェアが本格化した大会にふさわしい未来的なタッチを付け加える。監督は『バーニング』(1981)のトニー・メイラム。フィギュア金メダリストペアの後ろに映る女性コーチは、のちに荒川静香や浅田真央も育てるタチアナ・タラソワ。1977年日本公開。
カール・シュナーブル、アントン・インナウアー、ヨッヘン・ダンネベルク(ジャンプ90m級)、イリーナ・ロドニナ&アレクサンドル・ザイツェフ、タイ・バビロニア&ランディ・ガードナー(フィギュアペア)、フランツ・クラマー、ベルンハルト・ルッシ、フィリップ・ルー、アントン・シュタイナー(男子滑降)、ロジ・ミッターマイヤー(女子回転)
17第21回オリンピック大会Jeux de la XXIe Olympiade(118分・DCP・カラー)
- 2019年12月10日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月18日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1976年 第21回夏季オリンピック モントリオール(カナダ)大会
(言)仏(字)日・英 (L)FR(S)JA・EN
女子体操のネリー・キム、男子100メートル走のシルビオ・レオナルド、十種競技のブルース・ジェンナー、ハンガリー近代五種チームをメインに展開。舞台裏も交えてアスリートの心身の苦闘に迫る。キムがチームのエースへと躍進し、天才ナディア・コマネチと競う過程がスリリング。ニュージーランドラグビーチームの南ア遠征に抗議してアフリカ諸国がボイコットした大会でもあり、選手村入村後に帰国が決まった選手たちの声も聞かれる。
リュドミラ・ツリシチェワ、オルガ・コルブト(女子体操)、ヘイズリー・クロフォード(男子100走)、ヴァルデマール・チェルピンスキー、フランク・ショーター、宗茂、宇佐美彰朗(マラソン)、テオフィロ・ステベンソン、ジョン・テート(ボクシング)
18スポーツよ、君は平和だ!О спорт, ты - мир! / O Sport, You Are Peace!(149分・DCP・カラー)
- 2019年12月5日(木) 2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月20日(金) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
1980年 第22回夏季オリンピック モスクワ(ソヴィエト連邦)大会
(言)露(字)日・英 (L)RU(S)JA・EN
ソ連のアフガニスタン侵攻に反対する米国の呼びかけで、西側諸国の多くがボイコットした大会。独ソ戦を描いた大作『ヨーロッパの解放』(1970-71)で知られる監督ユーリー・オゼロフは、国家の威信をかけたこの大会のスケール感を伝える一方、古代オリンピックについて語るチャーミングなアニメーションを随時挿入することで、重量感を適度にやわらげようとしている。
セバスチャン・コー(男子1500走)、ヴァルデマール・チェルピンスキー(マラソン)、サラ・シメオニ(女子走高跳び)、テオフィロ・ステベンソン(ボクシング)、アレクサンドル・ディチャーチン、ニコライ・アンドリアノフ(男子体操)、エレーナ・ダヴィドワ、ナディア・コマネチ、マキシ・グナウク(女子体操)
19栄光の16日16 Days of Glory(145分・DCP・カラー)
- 2019年12月5日(木) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月13日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1984年 第23回夏季オリンピック ロサンゼルス(米国)大会
(言)英(字)日 (L)EN(S)JA
米国のグレナダ侵攻を理由として東側諸国がボイコット。スポーツドキュメンタリーを撮っていたグリーンスパンが、オリンピック映画を初めて手掛けた。その後、彼は多くのオリンピック映画を撮ることとなる。世界記録保持者だが負傷が完治せず、決勝で最下位に終わったデイヴィッド・ムーアクロフト(男子5000メートル走)など選手のインタビューを交えながら、競技への想いが描かれる。
山下泰裕(柔道)、エドウィン・モーゼス(男子400ハードル)、ジョン・モフェット(男子100平泳ぎ)、ロウディ・ゲインズ(男子100自由形)、デイリー・トンプソン、ユルゲン・ヒンクセン(十種競技)、ミヒャエル・グロス(男子200自由形、100バタ、200バタ、4×200リレー)、メアリー・ルー・レットン、エカテリーナ・サボー(女子体操)、グレテ・ワイツ、ジョーン・ベノイト、ロザ・モタ、ガブリエラ・アンデルセン(女子マラソン)、具志堅幸司(男子体操)
21マラソン Marathon(130分・DCP・カラー)
- 2019年12月6日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月15日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1992年 第25回夏季オリンピック バルセロナ(スペイン)大会
(言)西(字)日・英 (L)SP(S)JA・EN
監督は『カラスの飼育』(1975)などで知られるカルロス・サウラ。世界的なテノール歌手、ホセ・カレーラスが音楽監督を務めた開会式は、オリンピック史上屈指のスペクタクル。様々な競技の模様が描かれるが、全篇を貫くマラソンが、すべての競技を包み込み、あらゆるアスリートの苦闘を集約していく特異な構成になっている。
20ハンド・イン・ハンド손에 손 잡고 / Hand in Hand(119分・35mm・カラー)
- 2019年12月6日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月10日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1988年 第24回夏季オリンピック ソウル(韓国)大会
(言)韓(一部英)(字)日・英 (L)KO(Partially EN)(S)JA・EN
監督は『風の丘を越えて/西便制』(1993)などで知られるイム・グォンテク。朝鮮戦争の記憶や過去2大会の大規模ボイコットを踏まえ、平和の大会であることを強調。男子100メートル走決勝のカール・ルイスとベン・ジョンソンの世紀の対決から、ドーピング問題や、ボクシングの判定問題などにも目を向ける。さらにオリンピックの芸術祭も記録されており、多様な視点が興味深い。
※本作は日本語字幕のみでの上映に変更となりました。Hand in Hand will be subtitled only in Japanese.(2019.11.14更新)
221998長野オリンピック 名誉と栄光の物語Nagano ’98 Olympics: Stories of Honor and Glory(119分・DCP・カラー)
- 2019年12月7日(土) 12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月19日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1998年 第18回冬季オリンピック 長野(日本)大会
(言)英(字)日 (L)EN(S)JA
日本で2回目となる冬季オリンピック。ケガで出場も危ぶまれていたフィギュア女子シングルの陳露(ルー・チェン)の苦闘や、金メダルに輝いた日本スキージャンプチームの原田雅彦の想いなどが、インタビューも交えて描かれる。またボブスレー男子2人乗りで、同タイムで金メダルとなったイタリアとカナダチームもフィーチャーされている。
23東京オリンピック短篇ドキュメンタリー選集(計112分)
- 2019年12月18日(水) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年12月20日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
(言)日(字)なし (L)JA(S)none
1964年東京大会をめぐって、国内でも数多くの記録映画が製作された。国立映画アーカイブのコレクションの中から、一心に練習に励む選手たちに加え、大会をめぐる物流や当時の東京の風景までさまざまな場を捉えた短篇作品を紹介する。『ふたりの長距離ランナーの孤独』は、オリンピックのマラソンコースに乱入してきた一般人を野田眞吉監督が偶然捉えた映像を繰り返しつないだ実験映画である。
※『オリンピックを運ぶ』の上映素材はBlu-rayに変更となりました。(2019.11.14更新)
オリンピックを運ぶ(41分・16mm → Blu-ray・カラー)
闘魂の記録 オリンピック東京大会を目指して(35分・35mm・カラー)
ふたりの長距離ランナーの孤独(9分・16mm・白黒)
オリンピックの街(27分・35mm・カラー)
特別講演会「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」
- 2019年11月30日(土) 2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
日 時:2019年11月30日(土)
2:30pm–5:30pm(終了時刻は予定)
講演者:エイドリアン・ウッド(オリンピック記録映画復元担当者、映画復元専門家)
[講演者紹介]
英国生まれ。1970年代半ばから、TVドキュメンタリー制作のためのフィルム調査に従事し、ピーボディ賞など数々の賞を受賞。1990年代半ばにIOC(国際オリンピック委員会)から依頼を受け、オリンピック記録映画の復元プロジェクトをIOCのロベール・ジャキエ氏とともに四半世紀にわたり牽引。モットーは「フィルムは失われたのではない、我々がまだ発掘していないだけだ」。現在、福岡在住。
※逐次通訳付き
※入場無料
※当日1回目の上映をご覧になった方は、そのまま講演会にも参加することができます。講演会のみの参加もできます。
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
★ライブ解説付上映 ●弁士・伴奏付上映 ♪音楽伴奏付上映
2019年11月26日(火)
11:00 AM 開館
2019年11月27日(水)
11:00 AM 開館
[1936年夏ベルリン] 4世界の若者たち 1936年オリンピック映画の製作風景
2019年11月28日(木)
11:00 AM 開館
[1948年夏ロンドン] 8ロンドン・オリンピック
2019年11月29日(金)
11:00 AM 開館
2019年11月30日(土)
11:00 AM 開館
2019年12月1日(日)
9:30 AM 開館
*途中休憩あり 13太陽のオリンピア―メキシコ 1968―
[1912年ストックホルム]
ライブ解説:松浪稔
*途中休憩あり 11912年第5回オリンピック ストックホルム大会
2019年12月3日(火)
11:00 AM 開館
*途中休憩あり 14札幌オリンピック
[1928年夏アムステルダム]
ライブ解説:松浪稔
*途中休憩あり 3アムステルダム・オリンピック大会
2019年12月4日(水)
11:00 AM 開館
*途中休憩あり 11東京オリンピック
2019年12月5日(木)
11:00 AM 開館
2019年12月6日(金)
11:00 AM 開館
2019年12月7日(土)
11:00 AM 開館
*途中休憩あり 11東京オリンピック
2019年12月8日(日)
10:30 AM 開館
[1928年冬サン・モリッツ]
伴奏:柳下美恵 2銀界征服
2019年12月10日(火)
11:00 AM 開館
2019年12月11日(水)
11:00 AM 開館
[1912年ストックホルム]
弁士:山城秀之
伴奏:上屋安由美
*途中休憩あり 11912年第5回オリンピック ストックホルム大会
2019年12月12日(木)
11:00 AM 開館
[1928年冬サン・モリッツ]
伴奏:柳下美恵 2銀界征服
2019年12月13日(金)
11:00 AM 開館
[1936年夏ベルリン] 4世界の若者たち 1936年オリンピック映画の製作風景
2019年12月14日(土)
10:00 AM 開館
[1928年夏アムステルダム]
弁士:佐々木亜希子
伴奏:永田雅代
*途中休憩あり 3アムステルダム・オリンピック大会
2019年12月15日(日)
11:00 AM 開館
2019年12月17日(火)
11:00 AM 開館
*途中休憩あり 13太陽のオリンピア―メキシコ 1968―
[1948年夏ロンドン] 8ロンドン・オリンピック
2019年12月18日(水)
11:00 AM 開館
2019年12月19日(木)
11:00 AM 開館
2019年12月20日(金)
11:00 AM 開館
2019年12月21日(土)
11:00 AM 開館
2019年12月22日(日)
10:00 AM 開館
*途中休憩あり 11東京オリンピック
*途中休憩あり 14札幌オリンピック
「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」
日 時:2019年11月30日(土)
2:30pm–5:30pm(終了時刻は予定)
講演者:エイドリアン・ウッド
(オリンピック記録映画復元担当者、映画復元専門家)
英国生まれ。1970年代半ばから、TVドキュメンタリー制作のためのフィルム調査に従事し、ピーボディ賞など数々の賞を受賞。1990年代半ばにIOC(国際オリンピック委員会)から依頼を受け、オリンピック記録映画の復元プロジェクトをIOCのロベール・ジャキエ氏とともに四半世紀にわたり牽引。モットーは「フィルムは失われたのではない、我々がまだ発掘していないだけだ」。現在、福岡在住。
※逐次通訳付き
※入場無料
※当日1回目の上映をご覧になった方は、そのまま講演会にも参加することができます。講演会のみの参加もできます。
ライブ解説出演者
松浪 稔(まつなみ・みのる)/東海大学教授(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科)
博士(体育科学)。日本体育大学大学院体育科学研究科博士後期課程単位取得退学。フィリピン国立レイテ師範大学講師(青年海外協力隊)、福岡女子大学助教授等を経て現職。専門はスポーツ史、スポーツ人類学、スポーツ文化論。主著に『現代スポーツ批評』(2019年叢文社)、『身体の近代化』(2010年叢文社)。
弁士・伴奏付上映出演者[出演順]
山城秀之(やましろ・ひでゆき)/活動写真弁士
山口県出身。10年の宮仕えののち退職。1997年新横浜ラーメン博物館で街頭紙芝居のイベントに出演。2009年、活動写真弁士のワークショップがきっかけで弁士の道を志し、2011年晴れて澤登翠一門の新米弁士として無声映画鑑賞会でデビュー、現在地元厚木で紙芝居と活弁の会を開催中。
上屋安由美(かみや・あゆみ)/作曲、ピアノ
愛知県名古屋市出身。桐朋学園大学音楽学部作曲専攻卒業、同大学研究科修了。同大学音楽学部附属子供のための音楽教室でソルフェージュ講師。これまでポルデノーネ無声映画祭、東京国際映画祭等に出演。ピアノを故・松岡晴子、三輪郁、作曲を三瀬和朗、大家百子の各氏に師事。
佐々木亜希子(ささき・あきこ)/活動写真弁士
NHK山形放送局でニュースキャスターを務めた後、2001年より活動写真弁士として活躍。ウィットに富んだ台本と七色の声が人気を博し、全国各地の映画祭や上映会に出演。現在、毎月新宿の映画館で生演奏付きの活弁ライブを開催。活弁の技術を活かした音声ガイドにも取り組んでいる。
永田雅代(ながた・まさよ)/ピアノ、アレンジ、プロデュース
Jazz、Folk、Ireland trad、Fado、Hip-Hop、演歌などの多種多彩なジャンルのCD制作、プロデュース多数。2017年スペインLleidaでのFado Festivalに出演。また無声映画の伴奏をシリーズ化し、国立美術館、映画祭、劇場、学校公演などに出演、国内外の数多くの作品の音楽を手掛ける。
音楽伴奏付上映出演者
柳下美恵(やなした・みえ)/ピアノ
武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年、映画生誕百年祭(朝日新聞社主催)「光の生誕 リュミエール!」でデビュー。以来国内・海外の映画館、映画祭で活躍。欧米スタイル(音楽伴奏)の無声映画伴奏者は日本初。洋画・邦画を問わず全ジャンルを即興で伴奏する。2006年度日本映画ペンクラブ奨励賞受賞。
当日券(発券=2階受付)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
*ライブ解説・弁士・伴奏付上映の回の特別料金:一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円/障害者(付添者は原則1名まで)は無料/国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ400円(学生)、500円(教職員)
◆当日券でご入場される方には、開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。
・各回の開映後の入場はできません。
・当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。
入場方法
① 前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
② その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
前売券
11月12日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各150席分)を販売します。
[Pコード:550-604]
前売料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円
*ライブ解説・弁士・伴奏付き上映の回の特別料金:一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円/国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ400円(学生)、500円(教職員)
・別途発券手数料がかかります。
・各回の開映後の入場はできません。
・学生、シニア(65歳以上)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方は入場時に証明できるものをご提示ください。
前売券の購入方法
[Pコード:550-604]
チケットぴあ店舗、セブン-イレブンで購入
11月12日(火)10:00より各プログラムの前日まで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
受付電話(0570-02-9999)で購入
11月12日(火)10:00より各プログラムの4日前23:59まで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
※毎週火・水2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止となります。
チケットぴあのサイト(https://w.pia.jp/t/nfaj-olympic/)で購入
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
*購入サイトは準備でき次第アップされますが、ご利用は11月12日(火)10:00からです。
*本前売券の購入に、システム利用料はかかりません。
*手数料等の詳細については、チケットぴあHPのヘルプ、利用料一覧の頁をご覧ください。
※ 前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。
入場方法
① 前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
② その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。