過去の上映
- 2023.8.11 - 8.27 ※金・土・日曜のみ
- 上映企画
アニメーション作家 山村浩二
Koji Yamamura Retrospective
会 期 2023年8月11日(金・祝)-27日(日)※金・土・日曜のみ
会 場 小ホール(地下1階)
定 員 151名(各回入替制・全席指定席)
主 催 国立映画アーカイブ
協 力 ヤマムラアニメーション有限会社
概要
2002年『頭山』によりアヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル(最高賞)を受賞、つねに異なるメディア、異なる技法、異なるフィールドを行き来し、自由奔放で詩情あふれる作品群を送り出してきたアニメーション作家・山村浩二。学生時代から「アニメーションとは何か」という映像の根本を探究するとともに、山村は自らの「手」で1コマ1コマの絵・画を創造し、その膨大な積み重ねによってアニメーションの表現領域を拡張し続けてきました。
本特集は、国立映画アーカイブが山村浩二監督から学生時代以降のフィルム原版の多くを受贈したのを機に、世界初の一般公開となる最初期の短篇から最新作『幾多の北』(2021)まで、山村監督のフィルモグラフィー全体を多面的に振り返る回顧上映です。40年をこえるキャリアを年代ごとに区分けした6プログラム、47作品の上映でその足跡を振り返り、山村作品の過去・現在・未来を照らし出します。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (動)アニメーション・動画 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (声)=声の出演 (解)=解説・ナレーション
上映作品詳細
11979-80年代 ― 学生時代(計103分)
- 2023年8月12日(土) 1:30 PM@小ホール
- 2023年8月19日(土) 4:40 PM@小ホール
- 2023年8月25日(金) 4:40 PM@小ホール
山村が中学、高校、大学時代に自主制作したアニメーションと実写映画。東京造形大学の卒業制作『水棲』以後、ムクオスタジオに勤めながら自主制作した作品を含む。中高時代は8mmで制作、大学在学以降に16mmによる制作を行った。
全回とも『台所会議』の上映前に山村浩二監督による解説(約5分)があります。なお『アニメーション断片集』上映中に山村監督による実況解説が付くのに加え、上映後に山村監督によるトーク(約30分)があります。
台所会議(2分・DCP・カラー)
インスタントコーヒー、ヤカン、コーヒーカップ、茶碗たちが、誰がリンゴを食べるかテーブルで会議している。最後にリンゴ自身が「俺は俺のものだ」と主張して自分自身を食べ、消えてしまう。
オーム博士星へ行く(22分・DCP・カラー)
帆船型の宇宙船で宝の眠る惑星を目指すオーム博士一行が、怪物たちと戦いを繰り広げる奇想に満ちた人形アニメーション。山村が高校2年生の頃に制作を始め、東京造形大学入学後に完成した。
Fig.Ⅱ(5分・DCP・無声・カラー)
山村が大学在学中に野外パフォーマンスのために制作した実験映画で、自身の体に投影された。映像と行為、現実と内的現実をつなげる試みである。
お昼(16分・DCP・カラー)
夢の中で犯した殺人は果たして現実だったのか。耽美的かつ退廃的な実写映画。
月光(2分・DCP・無声・カラー)
月の光を浴びて変身していく奇妙な身体。鏡を使ってシンメトリックに身体を変形させる実験映画。
小夜曲(4分・DCP・カラー)
人食い卵をペットにしている男が、夜な夜な、バーの女や弾き語りの老人を卵に食べさせると、卵は日に日に大きくなる。獲物がいない夜、卵は…。月と骸骨の詩情に、退廃的雰囲気を帯びた半立体の人形アニメーション。
博物誌(2分・DCP・カラー)
イシュ・パテルの『死後の世界』(1978)に刺激を受け、プリニウスの『博物誌』に想を得て制作された。中世ヨーロッパの虚実入り乱れた生物たちが、透過光上のプラスティック粘土により描かれ形態変化する。
上を向いて…(1分・DCP・カラー)
上を向いているはずが…。『博物誌』と同じく透過光上の粘土により描かれたアニメーション。
淡水(4分・DCP・カラー)
深夜の電車で深い眠りにつく青年。ガラスに囲まれた車内が水槽になり、そこに様々な淡水生物が過去の記憶とともに現れては消えてゆく。半立体の人形と、銀箔を貼った切り紙アニメーション。
Ding Dong(2分・DCP・カラー)
クリスマス上映会向けに制作された切り紙アニメーション。サングラスをかけた男がプレゼントの箱を抱えて街を歩いていると、不可解な人々と出会う。最後に箱が開くと中から…。
天体譜(2分・DCP・カラー)
星座をモチーフに、天と地、森羅万象がメタモルフォーゼする。トレーシングペーパーにドローイングされた繊細な描線が生み出すアニメーション。
ひゃっかずかん Japanese-English Pictionary(12分・DCP・カラー)
日本語は「あ」から「ん」、英語は「A」から「Z」まで、日英同時にしりとりが展開される。言葉にあわせて絵が様々な技法とともに変化してゆく、アニメーション技法の「百科図鑑」でもある。
世紀末ヴォ~ドヴィルショ~・フランケンゴーズ+トゥ~ハリウッド(3分・DCP・無声・カラー)
山村が当時住んでいた千歳烏山の街をコマ撮りで撮影。タイトルはアキ・カウリスマキ監督『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)のパロディである。
水棲(5分・16mm・カラー)
小川のせせらぎ、流れるリンゴ、水に映った空の中、自分自身の影がメタモルフォーゼし、無数の魚の幻影が現われ消える。大学の卒業制作である本作もまた透過光上の粘土により描かれている。
アニメーション断片集(17分・DCP・一部音声あり・カラー)
1988年に過去作の断片を集めて制作された『断片集第一集』とN.G.集に、『遠近法の箱』(1990)完成前年の貴重なビデオコンテまでが収録されている。
月の小壜(4分・16mm・カラー)
バス停で待つ少年が夢想する月、ラムネの壜、骨、蝉、硬質な物質の諸関係が、切り紙、粘土、ドローイングなどミクストメディアの技法で描かれる。
21990年代 ― こどものためのアニメーション(計84分)
- 2023年8月11日(金) 1:30 PM@小ホール
- 2023年8月20日(日) 1:30 PM@小ホール
山村はムクオスタジオ退社後にフリーランスを経て、1993年にヤマムラアニメーションを設立。主にこども向けのTVやビデオパッケージ作品を制作した。35mmや業務用ビデオによるコマ撮り撮影を開始し、『パクシ』からは素材の加工にMacを使用した。『バベルの本』以降は全篇をデジタルファイルで出力し始めた。
8月11日(金) 1:30 PMの回の上映前に山村浩二監督の挨拶(約5分)があります。(8/9更新)
バベルの本 Bavel's Book(5分・16mm・カラー)
幼い兄妹はバス停で古い本を拾って幻想的な世界にいざなわれる。J・L・ボルヘスの『幻獣辞典』からインスパイアされた作品。NHK教育テレビ「プチプチ・アニメ」にて放送された他、多くの海外映画祭で上映された。
ふしぎなエレベーター(8分・DCP・カラー)
マンションに住む少年は、ある朝いつものように地上に降りようとエレベーターに乗ったところ、不思議な地底世界に迷いこむ。柔らかな描線と優しい色調による、ささやかな冒険ファンタジー。
ジュビリー Jubilee(6分・DCP・カラー)
中村一義の楽曲「ジュビリー」のミュージックビデオ。はじめて全篇がデジタルペイントで彩色された作品。シンプルな線描アニメーションがパープル系の際立つ躍動感ある色調で展開される。
Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY
パクシ(20分・DCP・カラー)
NHK教育テレビの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」内で放送された全18話の短篇クレイアニメーション。イルカから進化した生き物パクシと家族たちの日常がユーモラスに綴られる。
遠近法の箱 博士のさがしもの(4分・35mm・カラー)
博士が双眼鏡でいくら探しても、謎の生物は見つからない。加工した写真、動画、立体物などをコラージュし、マルチプレーンの線画台上で奥行きを与えることで凝縮した空間表現に挑戦している。
カロとピヨブプト おうち(4分・35mm・カラー)
冬、鳥のカロとピヨブプトは大樹の前に降り立ち、木の上に家を作る。NHK教育テレビのミニ番組「プチ・クレイ」で放送されたクレイアニメーションのシリーズの一篇で、国内外の映画祭でも高く評価された。
カロとピヨブプト サンドイッチ(4分・35mm・カラー)
春、カロとピヨブプトはサンドイッチを作る。ピクニックに出かけた2人の前に現れたのは…。
カロとピヨブプト あめのひ(4分・35mm・カラー)
雨の中を泳いでいるサカナを見たカロは、ピヨブプトに話すが信じてもらえない。口論のようにして語り合う2人の間で、イメージが広がっていく。
キッズキャッスル Kids Castle(5分・35mm・カラー)
こどもが遊ぶ空想の世界を線描アニメーションで繰り広げ、ボイス・パフォーマンスによる音楽が付けられている。
どっちにする?(10分・35mm・カラー)
ワニのラウルは虫歯で髪もボサボサだが、歯医者か散髪屋か、どちらも行かないかで思い悩む。「ジュニア・ディレクターズ」のワークショップを通じて日米のこどもたちのアイデアを取り入れながら完成した。
キップリングJr. Kipling Jr.(14分・35mm・カラー)
動物キャラクターによる叙情豊かな物語。父母と暮らすキップリングは、ロッグたちトリオの奏でる音色に誘われ街へ出かける。人形を特殊な処理で動画にする新しい技法を用いた。
32000年代 ― 大人が楽しむ短篇アニメーション(計56分)
- 2023年8月13日(日) 1:30 PM@小ホール
- 2023年8月18日(金) 4:40 PM@小ホール
- 2023年8月25日(金) 2:00 PM@小ホール
- 2023年8月27日(日) 4:30 PM@小ホール
学生時代以来の自主制作となった『頭山』に続き、山村は大人が楽しむ短篇をコンスタントに制作。業務用ビデオによるコマ撮り撮影やデジタルファイルで出力したマスター素材から35mmへ媒体変換し、映画祭上映や一般劇場で商業上映を行うようになる。『年をとった鰐』は初のハイビジョン制作である。
頭山(10分・35mm・カラー)
古典落語をもとにした作品で、アカデミー賞短篇アニメーション部門にもノミネートされた。サクランボを種ごと食べた男の頭に桜の木が生え、花見客がやって来る。煩わしく思った男は桜の木を抜くが…。
年をとった鰐[日本語音声版] The Old Crocodile(13分・35mm・カラー)
レオポルド・ショヴォーの児童文学を忠実にアニメーション化した作品。餌を取れなくなった年寄りの鰐は、空腹から赤ちゃん鰐を食べてしまう。一族から追放された鰐は、一匹の牝蛸と親しくなる。
カフカ 田舎医者(21分・35mm・カラー)
フランツ・カフカの短篇小説を映画化。田舎町の医者が急病患者の知らせを受け、患者のもとへ向かおうとするが…。声の出演陣に狂言師の茂山一家を迎え、狂言の口跡や間合いとアニメーション表現の融合が試みられている。
こどもの形而上学(5分・35mm・カラー)
こどもをモチーフとした奇想天外なイマジネーションが連結されていくなかに、人間の生育にまつわる可笑しみや悲しみが浮き上がってくる。
おまけ(2分・DCP・カラー)
2003年に開催された短篇作品の特集上映「ヤマムラアニメーション図鑑」のために制作した作品。9つのプチ・アニメーションから構成されている。
無花果 Fig(5分・DCP・カラー)
16人の作家によるオムニバス・アニメーション『Tokyo Loop』の一篇。窓から見える都会の夜景が人物となり、月の目から涙を流す。不思議な彷徨の末に、やがて夜が明けると…。
42010年代 ― 短篇アニメーションの多様性(計86分)
- 2023年8月12日(土) 5:00 PM@小ホール
- 2023年8月20日(日) 4:30 PM@小ホール
- 2023年8月26日(土) 4:30 PM@小ホール
山村は東京藝術大学で教鞭を執る傍ら、既存のモチーフを拡張し、ナラティブの可能性を探求する。『マイブリッジの糸』で初の海外共同制作を行い、『サティの「パラード」』では初めて4Kのシネマスコープでの制作に取り組んだ。この時期の短篇9本をオムニバス形式で「山村浩二 右目と左目でみる夢」(2017)にまとめ、DCPで劇場公開を行った。
鶴下絵和歌巻(2分・DCP・カラー)
俵屋宗達の「鶴下絵和歌巻」が想起させるムービング・イメージから着想を得た短篇。絵巻の鑑賞者の目線を擬人化して右から左へ移動するキャメラの動きとともに鶴の群れが優雅に舞いはばたく。
マイブリッジの糸 Muybridge’s Strings(13分・35mm・カラー)
19世紀のアメリカで馬の連続撮影を成功させたマイブリッジと、21世紀の日本で娘の成長を見守る母親。過ぎ去る瞬間と永遠を欲する欲望とを交錯させながら「時間」について問いかける。
古事記 日向篇(12分・DCP・カラー・英語字幕付 with English subtitles)
NHKのTV番組用に制作されたものの再編集。日本最古の書物『古事記』のうち日向を舞台にした4つのエピソードが、淡彩を基調とした丹念な描き込みによってアニメーションに蘇る。
five fire fish(2分・DCP・カラー)
iPadアプリ「McLaren’s Workshop」のデモンストレーション映像として制作した短篇。ノーマン・マクラレンの実験的な技法に倣って自作する、同アプリ内のコンテンツ「Etching on film」で即興的に創り上げた。
鐘声色彩幻想(4分・DCP・カラー)
マクラレンの生誕100年を記念し、『色彩幻想』(1949)の抜粋を用いて制作。券売機用のロール紙にドローイングし、画面構成と色彩で音楽的リズムを表現する「視覚的音楽」を構築した。
怪物学抄(6分・DCP・カラー)
中世ヨーロッパの怪物学者による公文書という設定で、怪物たちのショーが展開される。その怪物たちは、山村いわく「不気味だけど憎めない奴ら」「限りなく人間的」「まるで隣人たちを見ているよう」。
干支1/3(2分・DCP・カラー)
トロント・リールアジアン国際映画祭の20周年記念で制作した作品。60を周期とする干支の要素を変幻自在に変形させながら20年の歴史をたどる。
水の夢(11分・DCP・カラー)
現代音楽の作曲家ジョージ・クラムの曲へのオマージュとして、原始の海での生命の誕生から鯨までの進化を映像と音楽で表現する。
サティの「パラード」(14分・DCP・カラー)
サティ、コクトー、ピカソが生み出した超現実的バレエ「パラード」をアニメーションで再現。サティが音楽を担当したルネ・クレールの『幕間』(1924)なども引用されている。
ゆめみのえ(10分・DCP・カラー)
上田秋成の『雨月物語 夢応の鯉魚』から着想を得て、鍬形蕙斎がうたた寝する間に見る不思議な夢を、彼の絵手本『鳥獣略畫式』、『人物畧畫式』をモチーフにした描線で描く。英語音声版と併映。
Dreams into Drawing(10分・DCP・カラー)
『ゆめみのえ』の英語音声版。
52020年代 ― 長篇アニメーション(計71分)
- 2023年8月11日(金) 4:40 PM@小ホール
- 2023年8月19日(土) 1:30 PM@小ホール
- 2023年8月27日(日) 1:30 PM@小ホール
90年代以来、山村は再びこどものためのアニメーション『ホッキョクグマすっごくひま』を制作。その後、フランスのアニメーション・スタジオとの共同制作により、初の長篇『幾多の北』が完成した。また他の監督のプロデュースも開始し、2023年1月から「『幾多の北』と三つの短編」と銘打ち4K DCPで劇場公開した。
幾多の北(64分・DCP・カラー)
漠然とした不安を抱く人間社会の有様を冷徹かつ戯画的に描いた山村の最新作。不穏な空気の漂う力強くも繊細な絵に、音楽や効果音、旧字を織り交ぜた中間字幕を渾然と体感させる新境地のアニメーション。
ホッキョクグマすっごくひま Polar Bear Bears Boredom(7分・DCP・カラー)
12-13世紀の制作とされる、動物を擬人化した絵巻物「鳥獣人物戯画」から想を得た作品。水墨画風の柔らかなタッチの映像とともに日本語と英語でそれぞれ韻を踏むという言葉遊びが展開される。
6連句アニメーション 冬の日 芭蕉七部集より 他(計105分)
- 2023年8月13日(日) 4:10 PM@小ホール
- 2023年8月18日(金) 1:30 PM@小ホール
- 2023年8月26日(土) 1:30 PM@小ホール
連句アニメーション 冬の日 芭蕉七部集より(39分・35mm・カラー)
松尾芭蕉の『冬の日』を題材にした35人のアニメーション作家による連句アニメーション。姉が妹に眉を書いてあげる場面で、山村は「ヴィーナスの誕生」の世界を換骨脱胎している。
冬の日の詩人たち(66分・35mm・カラー)
『冬の日』の制作過程を追った長篇ドキュメンタリー。
■チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
■チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
■各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
2023年8月11日(金)
11:00 AM 開館
山村監督の上映前挨拶あり(約5分) 21990年代 ― こどものためのアニメーション
2023年8月12日(土)
11:00 AM 開館
山村監督トークあり(約35分) 11979-80年代 ― 学生時代
2023年8月13日(日)
11:00 AM 開館
2023年8月18日(金)
11:00 AM 開館
2023年8月19日(土)
11:00 AM 開館
山村監督トークあり(約35分) 11979-80年代 ― 学生時代
2023年8月20日(日)
11:00 AM 開館
2023年8月25日(金)
11:00 AM 開館
山村監督トークあり(約35分) 11979-80年代 ― 学生時代
2023年8月26日(土)
11:00 AM 開館
2023年8月27日(日)
11:00 AM 開館
一般 | 高校・大学生・ 65歳以上 |
小・中学生 | 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ | |
チケット料金 | 520円 | 310円 | 100円 | 無料 |
オンライン販売 | 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで | |||
窓口販売(1F) | 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売(座席選択不可) |
電子チケット購入方法
1. 本ホームページの上映日時(チケット購入)からご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
2. 座席と券種を選択。
3. メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
4. 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
・etix.comからのメールを受信できるよう予め設定をお願いします。
・申込済みチケットの照会はこちらの「申込済みチケット照会」を選択ください。
・詳しい購入手順の説明はこちら(PDF)をご参照ください。
・チケット購入方法についての「よくあるご質問」はこちらをご覧ください。
・未就学児、優待の方は「障害者手帳をお持ちの方または付添者等券」をお求めください。
入場方法
・入場時に、QRコードを表示したスマホ画面、またはQRコードを印刷したものをご提示ください。
・学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
・料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
・各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
・開場は開映30分前です。
ご注意ください!
・電子チケットには特集名や作品名が表示されません。上映日時のみ表示されます。お間違いのないようご購入・ご提示ください。
・窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
・チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
山村浩二(アニメーション作家・絵本作家)
1964年生まれ。小学生時代に披露した落語「寿限無」の「やぶらこうじのぶらこうじ」がもとでついた渾名は「ブラこうじ」。中高生時代からユーモア溢れる作品を手がけ、1987年に東京造形大学卒業。同年ムクオスタジオに入社し、椋尾篁からアニメーション美術を学ぶ。同社退社後にフリーとなり、90年代には『カロとピヨブプト』、『パクシ』などこども向けの作品を制作。『頭山』が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレブ他6つのグランプリを受賞、「今世紀100年の100作品」の1本に選出される。世界4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを受賞した唯一の監督である。川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞、クリングゾール賞受賞、紫綬褒章受章。映画芸術科学アカデミー(米)会員、ひろしま国際平和文化祭メディア部門ディレクター。東京造形大学客員教授、愛知県立芸術大学客員教授、東京藝術大学教授。
国立映画アーカイブ先付け映像
『Archive of Lights』フリップブック
このフリップブックは、国立映画アーカイブ所蔵作品の先付け映像『Archive of Lights』(監督:山村浩二、上映時間10秒)から作成しました。
先付け映像は、鈴木一誌氏によるヴィスタサイズのスクリーンと光のイメージを組み合わせた国立映画アーカイブのロゴデザインをもとに創作されました。山村氏は、光を題材にした様々な映像イメージを動画用紙に黒のミリペンで描き、スキャナーでPCに取り込んで白黒を反転して、光の線のイメージを表現しています。フリップブックには、スタンダード、ヴィスタ、シネマスコープの3サイズの先付け映像から、ヴィスタ版の全コマ177枚を収録しました。
映画の光のイメージの乱舞とその創造のすべてをお楽しみください。
絵:山村浩二
ロゴデザイン:鈴木一誌
ブックデザイン:鈴木一誌+山川昌悟
制作:モリモト印刷株式会社
販売価格:1,000円(税込)
本上映企画の開催中に1階受付にて販売!
詩画集
『幾多の北』
収録内容
月刊「文學界」2012-14年 表紙を飾ったドローイング
付随するテキスト「Animated Image」
映画『幾多の北』 の劇中テキスト
作品イメージスケッチ
文・絵:山村浩二
装丁:山村浩二
出版:ヤマムラアニメーション
ページ数:44、サイズ:14.8 x 21 cm
フランス表紙、白箔仕上げ
初版:2023.03.11
販売価格:2,200円(税込)
本上映企画の開催中に1階受付にて販売!