過去の上映
- 2018.10.16 - 10.21
- 上映企画
国立映画アーカイブ開館記念
映画を残す、映画を活かす。―無声映画篇―
Inaugurating NFAJ: Preserving Is Showing, Part Ⅱ: Silent Films
会期 2018年10月16日(火)ー10月21日(日)
主催:国立映画アーカイブ
協力:株式会社橋本ピアノ
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
定員:299名(各回入替制・全席自由席)
当日券についてはこちらをご覧ください。
前売券についてはこちらをご覧ください。
概要
映画初期に多数製作された無声映画は、当時、まだ映画保存の必要性がそれほど強く認識されていなかったことに加え、自然災害や戦禍などが重なったことにより、世界のどの国や地域においても残存率が低くなっています。本年4月の上映企画「国立映画アーカイブ開館記念 映画を残す、映画を活かす。」に続く本特集では、ちょうど100年前と90年前に製作された世界各国の7本(6プログラム)の無声映画に弁士の説明や生演奏を付け、公開当時の形態にできるだけ近づけて上映することにより、その素晴らしさや貴重さを観客の皆さんと共有し、次代へ継承したいと願っています。皆さまのご来場をお待ちしています。
【伴奏者の変更のお知らせ】(2018.10.9更新)
10月20日(土)4:00pm『囁きの合唱』で伴奏を予定していた長谷川慶岳さんがご病気のため、伴奏者を小林弘人さんに変更いたします。
【前売券販売延期のお知らせ 】(2018.10.2更新)
「国立映画アーカイブ開館記念 映画を残す、映画を活かす。―無声映画篇―」の前売券に関しまして、10月2日販売開始とお知らせしておりましたが、10月4日(木)午前10時に延期いたしました。ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。
■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (出)=出演
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■外国映画にはすべて日本語字幕が付いています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
上映作品詳細
1囁きの合唱The Whispering Chorus(93分・18fps・35mm・無声・染色)
- 2018年10月16日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月20日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
会社の金を使い込み、その発覚を恐れて死を偽装するも、やがて自らの「殺人」の犯人として窮地に立たされる男。暗闇にぼんやり現れる「顔」たちの“囁き”が、男を追い詰めてゆく。デミルが自伝で経歴上の転換点になったと語る心理ドラマ。ジョージ・イーストマン・ハウス(現ミュージアム)復元による染色版を上映。
2ぶどう月Vendémiaire(148分・18fps・35mm・無声・白黒)
- 2018年10月17日2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月21日3:30 PM@長瀬記念ホール OZU
第1次世界大戦中のフランス。一人の傷痍軍人が自分のぶどう農園に避難民を受け入れるが、そこへベルギー人に偽装した2人のドイツ軍人が紛れてくる…。連続活劇の王ルイ・フイヤードが、故郷の南仏ラングドック地方を舞台に、祖国愛を訴えた大作。題名は、ぶどうの収穫期を示すフランス革命暦の月の名前。
3成金/風雲城史(計102分)
- 2018年10月18日2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月19日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
成金(34分・15fps・35mm・無声・白黒・部分・英語インタータイトル/日本語字幕付)
トーマス栗原の数少ない現存作品で、輸出映画”SANJI GOTO”として製作されたスラップスティック喜劇。前半部のみ現存。
風雲城史(68分・20fps・35mm・無声・白黒・英語字幕付)
若々しくキレのある殺陣が魅力的な、林長二郎(長谷川一夫)デビュー翌年の作品。帰藩した相沢新八は、許嫁の千草が藩主の側室となっていることを知り愕然とする。1977年にベルギー王立シネマテークで発見された1本。
4のらくら兵Tire au flanc(130分・16fps・35mm・無声・白黒)
- 2018年10月18日6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月21日11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
軍隊に入れられた詩人と召使が巻き起こすドタバタ騒動を描き、若きトリュフォーに「フランスでつくられた最も愉快な映画の一本」と言わしめた傑作喜劇。怪優ミシェル・シモンが、いやいや兵役につく召使いを熱演。
5東洋の秘密Geheimnisse des Orients/ Secrets of the East(103分・20fps・35mm・無声・染色/彩色)
- 2018年10月16日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月20日12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
アラビアン・ナイトの物語を下敷きに、聴けば踊りだす笛を手にした靴職人の、笑いありロマンスありの冒険譚。大胆なアール・デコ様式の美術、バスビー・バークレーに先立つ幾何学的振付けのダンスシーン、要所で使用されるステンシル・カラー技術も見所。
6エリソーЭлисо(110分・16fps・35mm・無声・白黒)
- 2018年10月17日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2018年10月19日2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
1864年、帝政ロシアはグルジア(ジョージア)山岳地帯の少数民族たちを強制移住させようとしていた。チェチェン人は、ヘフスル人と宗教の違いを超えて友好関係にあったが、ロシアの策謀で移住承諾書にサインさせられ、チェチェンの娘エリソーは恋人とも引き裂かれてしまう。
★印の回は弁士・伴奏付で上映します。
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
2018年10月16日
11:00 AM 開館
2018年10月17日
11:00 AM 開館
2018年10月18日
11:00 AM 開館
2018年10月19日
11:00 AM 開館
2018年10月20日
11:00 AM 開館
2018年10月21日
10:00 AM 開館
弁士付上映出演者
澤登 翠(さわと・みどり)/台本、語り
1972年故松田春翠に入門。第一線で活躍する弁士として国内外の公演を通して幅広い世代に活弁の魅力を伝えている。活弁の継承者としての活動が評価され文化庁映画賞他数々の賞を受賞。また、2017年には松尾芸能賞特別賞を受賞。本年デビュー45周年を迎える。
湯浅ジョウイチ(ゆあさ・じょういち)/作曲・編曲、ギター
1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィスの『国民の創生』の楽師を務めて以来、無声映画用音楽の復元や作・編曲等を行い、後に和洋楽団「カラード・モノトーン」を結成。近年はヨーロッパツアーも行う等、精力的に活動している。
鈴木真紀子(すずき・まきこ)/フルート
桐朋学園大学音楽学部卒。フルートを峰岸壮一氏に師事。和洋楽団カラード・モノトーン主要メンバー、歌手 芹洋子のアコースティックバンドメンバーとして活動。また、順天堂大学交響楽団、東洋英和女学院でフルート指導にあたる。
伴奏付上映出演者[出演順]
新垣 隆(にいがき・たかし)/作曲・ピアノ
1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。卒業後、作曲家・ピアニストとして活動。現代音楽を主体としつつ映画やCM音楽も手掛ける。最近ではTV、ラジオにも多数出演。2018年度より桐朋学園大学の非常勤講師に復帰。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃の各氏に師事。
神﨑えり(こうざき・えり)/ピアノ
国立音楽大学作曲学科、パリ国立高等音楽院ピアノ即興演奏科卒業。作曲家・即興演奏家・ピアニストとして国内外で活躍し、即興演奏による映画伴奏にも力を入れている。ポルデノーネ無声映画祭など欧州の国際映画祭にて招待演奏を行い、高い評価を得ている。
田ノ岡三郎(たのおか・さぶろう)/作曲、アコーディオン
東京音楽大学卒、後にパリにてダニエル・コラン氏に師事。「snowdrop」など5作のソロアルバムを発表。歌うように奏であげる音色には定評があり「ひよっこ」「逃げるは恥だが役に立つ」等TVドラマ、映画、アニメ、CMやゲームの音楽への演奏参加も多数。
小林弘人(こばやし・ひろと)/作曲、ピアノ
東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。2004年東京国際映画祭に出演。東京国立近代美術館フィルムセンターのほか、神保町シアターに定期的に出演している。東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学講師。
長谷川慶岳(はせがわ・よしたか)/作曲、ピアノ
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程作曲専攻を修了。その後フランスに留学し、パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科にてディプロム・スュペリウールを首席で取得。現在、静岡大学教育学部准教授。作曲や音楽理論を担当している。
長谷川慶岳さんは、ご病気のため出演取りやめとなりました。(2018.10.9更新)
柳下美恵(やなした・みえ)/ピアノ
武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。映画生誕100年記念上映会でデビュー以来、国内・海外で活躍。欧米スタイル(音楽伴奏)の無声映画伴奏者は日本初。洋画・邦画を問わず全ジャンルを即興で伴奏する。2006年度日本映画ペンクラブ奨励賞受賞。
当日券(発券=2階受付)
【伴奏者の変更のお知らせ】(2018.10.9更新)
10月20日(土)4:00pm『囁きの合唱』で伴奏を予定していた長谷川慶岳さんがご病気のため、伴奏者を小林弘人さんに変更いたします。
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブおよび東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズは無料
★弁士・伴奏付き上映の回
一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円/障害者(付添者は原則1名まで)は無料/国立映画アーカイブおよび東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズ料金あり(教職員500円、学生400円)
◆当日券で入場される方には、開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。各日の開館時間についてはスケジュールをご覧下さい。
・各回の開映後の入場はできません。
・当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、国立映画アーカイブおよび東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。
入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
前売券
【伴奏者の変更のお知らせ】(2018.10.9更新)
10月20日(土)4:00pm『囁きの合唱』で伴奏を予定していた長谷川慶岳さんがご病気のため、伴奏者を小林弘人さんに変更いたします。
※すでにご購入いただいた前売券はそのまま有効です。
※前売券の払戻しをご希望の方は2018/10/13(土) ~ 2018/10/28(日) までの間、チケットぴあにて払い戻しを受け付けます。詳細は下記のページをご覧ください。
▶公演内容変更による払戻し(チケットぴあのサイト)
【前売券販売延期のお知らせ 】(2018.10.2更新)
「国立映画アーカイブ開館記念 映画を残す、映画を活かす。―無声映画篇―」の前売券に関しまして、10月2日販売開始とお知らせしておりましたが、10月4日(木)午前10時に延期いたしました。ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。
10月2日(火)10時→10月4日(木)午前10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売します。
[Pコード:558-823]
前売料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円
★弁士・伴奏付き上映の回
一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円
*別途発券手数料がかかります。
・各回の開映後の入場はできません。
・学生、シニア(65歳以上)の方は証明できるものをご提示ください。
前売券の購入方法
[Pコード:558-823]
チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルKサンクスで購入
10月4日(木)10時より各プログラムの前日まで購入可能
前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
受付電話(0570-02-9999)で購入
10月4日(木)10時より各プログラムの4日前23:59まで購入可能
前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
※毎週火・水2時30分~5時30分はシステムメンテナンスのため受付休止となります。
チケットぴあのサイト(http://w.pia.jp/t/nfaj-silent/)で購入
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります
前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円、また決済方法によって1件ごとに決済手数料がかかる場合があります。
※チケットぴあの手数料等については、チケットぴあHPのヘルプ、利用料一覧の頁をご覧ください。
本前売券の購入に、システム利用料(通常216円/枚)はかかりません。
※前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。
入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。ただし、開映後の入場はできません。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。