過去の上映
- 2019.1.8 - 1.27
- 上映企画
国立映画アーカイブ開館記念 映画プロデューサー 黒澤満
Inaugurating NFAJ: Mitsuru Kurosawa: A Film Producer
2019年1月8日(火)-1月27日(日)
★各回の開映後の入場はできません。
1月の休館日:月曜日、2018年12月24日(月)-2019年1月3日(木)
※空調工事等のため、1月28日(月)-3月末は休館します。
主催:国立映画アーカイブ
協力:株式会社セントラル・アーツ、東映ビデオ株式会社
会場:長瀬記念ホール OZU(2階)
定員:310名(各回入替制・全席自由席)
当日券についてはこちらをご覧ください。
前売券についてはこちらをご覧ください
概要
多くの大手スタジオが大作一本立て路線へと転換していた1978年、1本の小品が映画ファンの心をとらえました。その作品『最も危険な遊戯』は、村川透監督と仙元誠三キャメラマンによるスタイリッシュで陰影に富んだ映像や、新進スター・松田優作の身体的魅力に満ちた犯罪アクションでした。そして彼らを起用し作品をプロデュースした黒澤満=東映セントラルフィルムは、撮影所を持たず、固定したスタッフもほとんどいなかったにもかかわらず、魅力的な企画と優秀な人材を核とした、機動力のある野心的な映画作りに挑み、撮影所衰退期において質の高い娯楽作品を多作します。『最も危険な遊戯』以後40年、途中セントラル・アーツと名称を変えながら、映画ファンをワクワクさせる個性的な映画を、現在に至るまで世に送り出してきました。
国立映画アーカイブでは、この巨大な足跡に敬意を表し、上映企画「国立映画アーカイブ開館記念 映画プロデューサー 黒澤満」を開催します。黒澤の200本以上に及ぶ膨大なプロデュース作品の中から20作品を厳選し、『最も危険な遊戯』など松田優作主演作をはじめ、舘ひろしや仲村トオルの出世作、角川映画と組んだ話題作、大人気TVシリーズの劇場版、新進気鋭の若手監督の長篇デビュー作、オリジナルビデオの野心作など多岐にわたる作品を上映します。会期中には黒澤と縁の深い映画人によるトークイベントも開催します。皆さまのご来場をお待ちしています。
黒澤満プロフィール(作成協力:日活株式会社)
1933年生まれ。1955年日活入社。新宿日活営業係を経て1958年に梅田日活の支配人に抜擢される。1963年、半年のみ名古屋日活の支配人として異動するが、再び梅田日活の支配人に復帰。1969年、日活関西支社宣伝課長となる。1970年、俳優部次長として製作の現場に呼ばれ、その後映像本部長室長に就く。1971年、日活がロマンポルノ路線へと転換して以降、その企画製作の中核として多くのロマンポルノ作品をプロデュースする。1972年に企画製作部長、1973年に撮影所長に就任。1977年、日活を退社した後、東映芸能ビデオに入社。同年に東映が新たに立ち上げた東映セントラルフィルム(その製作部門が、のちセントラル・アーツに発展)に招聘され、翌年公開の第1回作品『最も危険な遊戯』が話題となる。以後、数多くの映画やTV作品をプロデュースし続けた。株式会社セントラル・アーツ代表取締役社長。2007年、文化庁映画賞(映画功労部門)受賞。2013年、毎日映画コンクール特別賞受賞。
本特集へのメッセージ
私がセントラル・アーツにいた約10年間、現場で働く殆どの人が、自分や自分の家族のため、だけではなく、黒澤さんのために頑張っているように見えました。当の黒澤さんだけが、いつも自分以外の誰かや何かのために、企画を考え、現場を整え、作品を作っていました。誰もが、本当に誰もが黒澤さんを尊敬していました。
―――仲村トオル(俳優)
上映後トークのお知らせ(1/4、1/9、1/16追記)
1月13日(日)4:00pm 『べっぴんの町』上映前
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん(脚本家)
※当初予定していた上映前の舞台挨拶ではなく、上映後のトークに変更となりました。
1月24日(木)3:00pm 『ヨコハマBJブルース』上映後
ゲスト:丸山昇一さん(脚本家)
1月24日(木)7:00pm 『べっぴんの町』上映後
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん
*トークのみの参加はできません。
舞台挨拶のお知らせ (12/26、1/4、1/9、1/15、1/16、1/22追記)
1月11日(金)7:00pm 『ボクの女に手を出すな』上映前
ゲスト:中原俊監督
1月12日(土)4:30pm 『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』上映前
ゲスト:榎戸耕史監督、丸山昇一さん、浜田毅さん(撮影監督)、種田陽平さん(美術監督)
1月13日(日)1:30pm 『六本木バナナ・ボーイズ』上映前
ゲスト:成田裕介監督 、柏原寛司さん
1月15日(火)7:00pm 『カルロス』上映前
ゲスト:きうちかずひろ監督
1月17日(木)3:00pm 『襲撃 BURNING DOG』上映前
ゲスト:崔洋一監督
1月17日(木)7:00pm 『最も危険な遊戯』上映前
ゲスト:崔洋一監督
1月20日(日)1:15pm 『Wの悲劇』上映前
ゲスト:荒井晴彦さん(脚本家)
1月22日(火)3:00pm 『ニューヨークUコップ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん
1月22日(火)7:00pm 『行きずりの街』上映前
ゲスト:阪本順治監督
1月25日(金)7:00pm 『六本木バナナ・ボーイズ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん
1月26日(土)4:45pm 『またまたあぶない刑事』上映前
ゲスト:一倉治雄監督、大川俊道さん(脚本家)、柏原寛司さん
1月27日(日)4:00pm 『ニューヨークUコップ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん
*舞台挨拶のみの参加はできません。
(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
上映作品詳細
トークイベント
- 2019年1月12日(土) 2:05 PM - 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1月12 日(土)2:05pm-3:00pm(終了時刻は予定)
ゲスト:丸山昇一さん(脚本家)、山根貞男さん(映画評論家)
黒澤満プロデュース作品で多くの脚本を執筆された丸山昇一さんと、映画評論家の山根貞男さんに、黒澤プロデューサーとセントラル・アーツ作品について語っていただきます。
*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。
1最も危険な遊戯(89分・35mm・カラー)
- 2019年1月8日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月17日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月26日(土) 10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
アウトローの殺し屋・鳴海昌平(松田)の活躍を描く「遊戯」シリーズの1作目であり、東映セントラルフィルムの記念すべき第1作。鳴海は財界人の連続誘拐事件解決に雇われるも、やがて巨大な権力機構に追われる身となっていく。低予算、短期間でのオールロケ撮影という厳しい条件にもかかわらず、黒澤が起用した映画人たちのプロフェッショナルな創意工夫により、見事な娯楽作に仕上がった。
舞台挨拶のお知らせ(1/15追記)
▶1月17日(木)7:00pmの回 上映前
ゲスト:崔洋一監督
*舞台挨拶のみの参加はできません。
2真夜中の挑戦 皮ジャン反抗族(82分・35mm・カラー)
- 2019年1月8日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月19日(土) 10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
自動車修理工場で働く新治(舘)の欲望のはけ口は、深夜のバイクとディスコだった。ある夜、ディスコでの争いを収めた新治はメグ(夏樹)に目をつけられ、若者たちのグループと摩擦を起こしていく。バイクチーム「クールス」のリーダーから俳優となった舘ひろしの出世作。舘はこの後、『薔薇の標的』(1980、村川透)「あぶない刑事」シリーズ(1986~)など、セントラル・アーツを象徴する俳優の一人となっていく。
3蘇える金狼(131分・35mm・カラー)
- 2019年1月9日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月19日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
普段はうだつのあがらない大企業のサラリーマン(松田)が、己の肉体と頭脳を武器に会社の乗っ取りを企てるピカレスク・ロマン。「遊戯」シリーズに触発された角川春樹が、黒澤に同布陣での制作を依頼、見事大ヒットを記録した。本作以降、黒澤は1987年の『恋人たちの時刻』(澤井信一郎監督)までに12本の角川映画の制作を手がけた。
4ヨコハマBJブルース(112分・35mm・カラー)
- 2019年1月9日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月24日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
ロック歌手をする傍ら探偵業などで日々をしのぐ“BJ”(松田)が、親友の刑事(内田)を目の前で殺され、危険な陰謀に巻き込まれていく。『ロング・グッドバイ』(1973、ロバート・アルトマン)に着想を得て松田優作と丸山昇一が作り上げた物語を、工藤栄一がハードボイルドに演出。全篇ロケーション撮影がなされた横浜の魅力が光る。
上映後トークのお知らせ(1/4追記)
▶1月24日(木)3:00pmの回 上映後
ゲスト:丸山昇一さん(脚本家)
*トークのみの参加はできません。
7それから(130分・35mm・カラー)
- 2019年1月11日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月26日(土) 1:30 PM@長瀬記念ホール OZU
『家族ゲーム』(1983)などにより新世代の感性を注目され、一線に躍り出た直後の森田芳光が、漱石の映画化に挑んだ作品。「明治もの」未経験の森田のために、黒澤は要所に経験豊かなスタッフを起用した。原作の精神を忠実に写し取ろうとする一方で、時代考証は必ずしも厳密になされず、森田のイメージの中の明治時代が追求されている。主人公の心象風景を表す幻想的な映像も印象に残る。
*1月26日(土)1:30amの回はバリアフリー上映を行います。詳細はこちら
6Wの悲劇(109分・35mm・カラー)
- 2019年1月10日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月20日(日) 1:15 PM@長瀬記念ホール OZU
劇団「海」の研究生・三田静香(薬師丸)は、看板女優・羽鳥翔(三田)のスキャンダルを肩代わりする代わりに、次回公演「Wの悲劇」の主役の座を約束されるが…。原作を劇中劇にするという大胆な脚色や演技の持続を凝視する長廻しの多用などの演出に導かれ、薬師丸ひろ子自身のペルソナが、虚構を生きる女優という作品の主題と生々しく交錯し、数々の名場面を生んだ。1980年代の日本映画を代表する作品の一つ。
舞台挨拶のお知らせ(1/9追記)
▶1月20日(日)1:15pmの回 上映前
ゲスト:荒井晴彦さん(脚本家)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
5死の断崖(93分・16mm・カラー)
- 2019年1月10日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月19日(土) 4:30 PM@長瀬記念ホール OZU
日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠で放映されたドラマ。貧しい炭坑出身だが今は大手商社の有能な社長秘書となった青年・尾形(松田)。社長の大橋(岡田)からの信頼も厚かったが、恋仲になった社長令嬢(一色)との結婚を反対され、次第に反目し合うようになっていく。『蘇える金狼』の逆パターンを行くかのように、松田優作がエリート・サラリーマンの転落を情感豊かに演じきった。
8ビー・バップ・ハイスクール(95分・35mm・カラー)
- 2019年1月13日(日) 11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月23日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
大人気漫画の映画化第1作。喧嘩には滅法強いが、学園のマドンナ今日子(中山)にだけは弱い不良高校生のヒロシ(清水)とトオル(仲村)が繰り広げる、破天荒な学園抗争劇。念願のアクション映画の監督に抜擢された那須博之のダイナミックな演出の下、常軌を逸した熱量で不良たちが暴れまわる。オーディションに合格して主役の座を射止めた清水宏次朗と仲村トオルはこの作品が出世作となり、映画も1988年の第6作まで続く人気シリーズとなった。
9ボクの女に手を出すな(95分・35mm・カラー)
- 2019年1月11日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月23日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
元不良少女のひとみ(小泉)は、弁護士の加島(石橋)に苦境を救われ、大富豪・米倉家の幼い跡取り・進(山田哲平)の家庭教師となるが、やがて進の誘拐事件に巻き込まれてしまう…。当時人気絶頂の小泉今日子が新鋭・中原俊と組み、自由奔放な魅力を発揮している。薬師丸ひろ子主演の『紳士同盟』(那須博之監督)と二本立てで東映の正月映画として公開された。
舞台挨拶のお知らせ(12/26追記)
▶1月11日(金)7:00pmの回 上映前
ゲスト:中原俊監督
*舞台挨拶のみの参加はできません。
10ラブ・ストーリーを君に(104分・35mm・カラー)
- 2019年1月15日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月20日(日) 10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
大学の山岳部員・明(仲村)は、かつて家庭教師をした少女・由美(後藤)の母親(佐藤)から、由美が白血病で半年しか余命がなく、残りの人生を輝かせるために恋の相手になって欲しいと頼まれる。原作を読んで以来ずっと映画化を狙っていた黒澤が、自ら後藤久美子の所属事務所に持ちかけて実現した渾身の青春映画。台詞とアクションによって的確に抒情を積み上げていく澤井の演出も光る。
11またまたあぶない刑事(95分・35mm・カラー)
- 2019年1月18日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月26日(土) 4:45 PM@長瀬記念ホール OZU
セントラル作品で育った舘ひろしと柴田恭兵が、横浜・港署の刑事に扮して大人気となったTVシリーズ「あぶない刑事」(1986-87)の劇場版第2作。二人の絶妙なかけ合いから生まれる都会的なダンディズムと軽快なユーモアに加え、映画ならではの激しいアクションが見どころ。TVシリーズの演出として一本立ちした一倉治雄は、本作で劇場長篇デビューを飾った。
舞台挨拶のお知らせ(1/4、1/22追記)
▶1月26日(土)4:45pmの回 上映前
ゲスト:一倉治雄監督、大川俊道さん(脚本家)、柏原寛司さん(脚本家)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
12・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・(90分・35mm・カラー)
- 2019年1月12日(土) 4:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月18日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
見合い相手として出会った広子(古村)と健二(近藤)が、広い東京の街で偶然に再会、お互いを再発見し、共に夜明けを迎えるまでの20時間を描く。物語は一見偶然に進んでいくかに見えて、いくつもの周到な演出的仕掛けによってなめらかに躍動し、「ふたりぼっち」である他はない女と男の存在を瑞々しく浮かび上がらせていく。榎戸耕史の鮮烈な監督デビュー作。
舞台挨拶のお知らせ(12/26、1/9追記)
▶1月12日(土)4:30pmの回 上映前
ゲスト:榎戸耕史監督、丸山昇一さん(脚本家)、浜田毅さん(撮影監督)、種田陽平さん(美術監督)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
13六本木バナナ・ボーイズ(90分・35mm・カラー)
- 2019年1月13日(日) 1:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月25日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
六本木で共に生まれ育ったリョウ(仲村)とテツ(清水)が、仲間たち(森川、香川、杉本)を巻き込みながら、謎の美女(ケーシー)をめぐって地元を仕切るやくざ組織と大騒動を繰り広げる。TVシリーズ「あぶない刑事」でデビューした成田裕介の劇場長篇デビュー作で、『ビー・バップ・ハイスクール』の人気コンビが学ランを脱ぎ捨てて共演した、アクション満載の青春映画。
舞台挨拶のお知らせ(12/26、1/22追記)
▶1月13日(日)1:30pmの回 上映前
ゲスト:成田裕介監督、柏原寛司さん(脚本家)
▶1月25日(金)7:00pmの回 上映前
ゲスト:柏原寛司さん(脚本家)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
15カルロス(92分・16mm・カラー)
- 2019年1月15日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月27日(日) 10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
ブラジルで警官殺しの罪で指名手配され、東京に潜伏した日系3世のカルロス(竹中)。やくざ組織の跡目争いのヒットマンとして利用された彼は、次第に組織を壊滅に追い込んでいく。漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』で知られるきうちかずひろのオリジナル企画で、きうちは監督にも初挑戦。竹中直人やチャック・ウィルソンの怪演も光る、異色のバイオレンス・アクションとなった。
14べっぴんの町(103分・35mm・カラー)
- 2019年1月13日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月24日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
少年院で教官をしていた探偵(柴田)のもとに社長令嬢(和久井)捜索の依頼が来る。探偵は少年院時代の教え子でエリートやくざの左山(本木)の助力を得て仕事を開始するが…。TV「西武警察PartⅢ」(1983-84)でデビューした原隆仁監督の劇場長篇デビュー作。「あぶない刑事」で爆発的な人気を得た柴田恭兵の個性を最大限に活かしたセントラル・アーツ作品らしいハードボイルド・アクション。
上映後トークのお知らせ(12/26、1/9、1/16追記)
▶1月13日(日)4:00pmの回 上映後
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん(脚本家)
*当初予定していた上映前の舞台挨拶ではなく、上映後のトークに変更となりました。
▶1月24日(木)7:00pmの回 上映後
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん(脚本家)
*上映後トークのみの参加はできません。
16襲撃 BURNING DOG(104分・16mm・カラー)
- 2019年1月17日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月27日(日) 1:15 PM@長瀬記念ホール OZU
かつて強盗仲間だったシュウ(又野)とメイ(熊谷)と多久次(内藤)が沖縄で再会。今は米軍基地の清掃員として堅気となっていた多久次だが、基地に持ちこまれる大金の存在を知るや、シュウに新たな襲撃計画を持ちかける。崔洋一監督が1965年に米軍基地で起きた実際の事件に材をとり、『友よ、静かに瞑れ』(1985)『Aサインデイズ』(1989)に続いて沖縄を舞台にした東映Vシネマの秀作。
舞台挨拶のお知らせ(1/15追記)
▶1月17日(木)3:00pmの回 上映前
ゲスト:崔洋一監督
*舞台挨拶のみの参加はできません。
18XX 美しき狩人 (90分・16mm・カラー)
- 2019年1月16日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月25日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
裏社会の組織が関わる修道院で幼い頃から人殺しを覚えさせられ、無敵の殺し屋に成長した女性・紫苑(久野)。だが殺しの現場の証拠写真を押さえられたことから、秘密を探るカメラマン(大倉)と交わり恋を知る。女に目覚めた紫苑はもはやただの殺人マシーンではなくなっていた。東映Vシネマの人気シリーズとなった「XX」シリーズの第2作。
17ニューヨークUコップ(88分・DCP・カラー)
- 2019年1月22日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月27日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
サンフランシスコからニューヨークにやってきた刑事トシ(仲村)はマンハッタンのギャング団に潜入し、その背後にある巨大な拳銃密売組織の黒幕に迫ろうとする。90年代初頭のニューヨークの下町にオールロケし、さびれた風景を最大限に取り込みつつ、次から次へと切れ味鋭いアクションが展開する村川透の隠れた秀作。東映Vシネマのスケールアップを狙った「Vアメリカ」の第2弾。
舞台挨拶のお知らせ(1/16追記)
▶1月27日(日)4:00pmの回 上映前
ゲスト:柏原寛司さん(脚本家)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
19時雨の記(116分・35mm・カラー)
- 2019年1月16日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月20日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
昭和の終わり、かつて一目惚れした女性・多江(吉永)と20年ぶりに再会した孝之助(渡)は、一途な想いを彼女にぶつけ、不倫と知りつつ逢瀬を重ねる。ある日、病に倒れた彼を看病する妻(佐藤)を見て多江は身を引く決意をするが…。日活時代の『愛と死の記録』(1966、蔵原惟繕)以来の吉永小百合と渡哲也の共演が話題となった。
20行きずりの街(123分・35mm・カラー)
- 2019年1月12日(土) 12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2019年1月22日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
郷里の丹波で塾講師をする波多野(仲村)は、東京に出て行った教え子(南沢)の行方を探すうち、女子高の教師をしていた彼自身の消せない過去と向き合うことになる。黒澤が『新・仁義なき戦い』(2000)『カメレオン』(2008)で組んだ阪本順治を再度指名し、丸山昇一(脚本)、仙元誠三(撮影)、渡辺三雄(照明)も久々に集結した、セントラル・アーツのDNAを感じさせるサスペンス映画。
舞台挨拶のお知らせ(1/15追記)
▶1月22日(火)7:00pmの回 上映前
ゲスト:阪本順治監督
*舞台挨拶のみの参加はできません。
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
2019年1月8日(火)
AM 11:00 開館
2019年1月9日(水)
AM 11:00 開館
2019年1月10日(木)
AM 11:00 開館
2019年1月11日(金)
AM 11:00 開館
2019年1月12日(土)
AM 11:00 開館
2019年1月13日(日)
AM 10:00 開館
2019年1月15日(火)
AM 11:00 開館
2019年1月16日(水)
AM 11:00 開館
2019年1月17日(木)
AM 11:00 開館
2019年1月18日(金)
AM 11:00 開館
2019年1月19日(土)
AM 9:45 開館
2019年1月20日(日)
AM 9:45 開館
2019年1月22日(火)
AM 11:00 開館
2019年1月23日(水)
AM 11:00 開館
2019年1月24日(木)
AM 11:00 開館
2019年1月25日(金)
AM 11:00 開館
2019年1月26日(土)
AM 9:45 開館
2019年1月27日(日)
AM 9:45 開館
トークイベントのお知らせ
1月12 日(土)2:05pm-3:00pm(終了時刻は予定)
ゲスト:丸山昇一さん(脚本家)、山根貞男さん(映画評論家)
黒澤満プロデュース作品で多くの脚本を執筆された丸山昇一さんと、映画評論家の山根貞男さんに、黒澤プロデューサーとセントラル・アーツ作品について語っていただきます。
*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。
上映後トークのお知らせ(1/4追加、1/9、1/16更新)
1月13日(日)4:00pm 『べっぴんの町』上映後
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん(脚本家)
※当初予定していた上映前の舞台挨拶ではなく、上映後のトークに変更となりました。
1月24 日(木)3:00pm 『ヨコハマBJブルース』上映後
ゲスト:丸山昇一さん
1月24日(木)7:00pm 『べっぴんの町』上映後
ゲスト:原隆仁監督、柏原寛司さん
*トークのみの参加はできません。
舞台挨拶のお知らせ(12/26追加、1/4、1/9、1/15、1/16、1/22更新)
1月11日(金)7:00pm 『ボクの女に手を出すな』上映前
ゲスト:中原俊監督
1月12日(土)4:30pm 『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』上映前
ゲスト:榎戸耕史監督、丸山昇一さん、浜田毅さん(撮影監督)、種田陽平さん(美術監督)
1月13日(日)1:30pm 『六本木バナナ・ボーイズ』上映前
ゲスト:成田裕介監督、柏原寛司さん(脚本家)
1月15日(火)7:00pm 『カルロス』上映前
ゲスト:きうちかずひろ監督
1月17日(木)3:00pm 『襲撃 BURNING DOG』上映前
ゲスト:崔洋一監督
1月17日(木)7:00pm 『最も危険な遊戯』上映前
ゲスト:崔洋一監督
1月20日(日)1:15pm 『Wの悲劇』上映前
ゲスト:荒井晴彦さん(脚本家)
1月22日(火)3:00pm 『ニューヨークUコップ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん
1月22日(火)7:00pm 『行きずりの街』上映前
ゲスト:阪本順治監督
1月25日(金)7:00pm 『六本木バナナ・ボーイズ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん
1月26日(土)4:45pm 『またまたあぶない刑事』上映前
ゲスト:一倉治雄監督、大川俊道さん(脚本家)、柏原寛司さん
1月27日(日)4:00pm 『ニューヨークUコップ』上映前
ゲスト:柏原寛司さん、近藤正岳さん(東映ビデオ株式会社)
*舞台挨拶のみの参加はできません。
『それから』バリアフリー上映のお知らせ
1月26日(土)1:30pmの回は、聴覚障害者の方のために字幕投影と、映画の音声を増幅する磁気ループ(ヒアリングループ)システム座席をご用意しています。また、視覚障害者向けの音声ガイドはFM配信し、ラジオ貸出もいたします。
磁気ループ(ヒアリングループ)(30席)と音声ガイドラジオ(20台)はメールまたはFAXによる事前予約制です。受付票をメールアドレスあるいはご記入いただいた連絡先に返信いたします。その際、当日の入場方法につきましてもご連絡いたします。
※磁気ループご希望の方は磁気コイル付補聴器(“T”マーク付補聴器またはヒアリングループマーク付補聴器)をご持参下さい。
※ラジオとイヤホンをお持ちの方も事前にご連絡いただければお席をお取りします。ラジオは周波数88.5MHzにあわせてください。
字幕をご覧になる方は予約は不要です。入場方法につきましては前売・当日券に関するページをご覧ください。
メールおよびFAX予約方法
下記事項についてご記入のうえ、お申込みください。
件名:磁気ループ(ヒアリングループ)/音声ガイド(どちらかご記入ください)
記入事項:①来場者全員(付添者含む)のお名前と、盲導犬(聴導犬)の有無(付添者のお名前が未定の場合は、「名前未定」とお書きください)
②磁気ループ(ヒアリングループ)希望席数/ラジオ希望台数
③返信用連絡先(当日も連絡がとれる電話またはメールアドレス)
※日曜日、月曜日および年末年始(12月27日~1月3日)は返信ができません。
※個人情報は上記の目的にのみ使用し、使用後は適切に廃棄します。
※開映後の入場はできません。
締切:1月18日(金)(1月11日とお伝えしておりましたが、1週間延長いたしました)(1/9更新)
※定員に達し次第、締め切ります。
申込先:Eメールassist@nfaj.go.jp
Fax: 03-3561-0830
協力:社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター、Palabra株式会社
当日券(発券=2階受付)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円、障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
◆当日券でご入場される方には、開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。
・各回の開映後の入場はできません。
・当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。
入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
前売券
12月25日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売します。
[Pコード:559-312]
前売料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円
・別途発券手数料がかかります。
・各回の開映後の入場はできません。
・学生、シニア(65歳以上)の方は証明できるものをご提示下さい。
前売券の購入方法
[Pコード:559-312]
チケットぴあ店舗、セブン-イレブンで購入
12月25日(火)より各プログラムの前日まで
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
受付電話(0570-02-9999)で購入
12月25日(火)より各プログラムの4日前23:59まで購入可能
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
※毎週火・水2時30分~5時30分はシステムメンテナンスのため受付休止となります。
チケットぴあのサイト(http://w.pia.jp/t/nfaj-kurosawa/)で購入
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
※購入サイトは、準備でき次第アップされますが、ご利用は12月25日(火)10時からです。
※チケットぴあの手数料等については、チケットぴあHPのヘルプ、利用料一覧の頁をご覧ください。
本前売券の購入に、システム利用料(通常216円/枚)はかかりません。
前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。
入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
現在発売中の『NFAJニューズレター』第4号(2018年12月-2019年3月号)に掲載されている、丸山昇一さんご寄稿の「ひとつのデスクから、映画と映画人が育っていった。」をPDFファイルで公開しました。是非ご覧ください(左の画像をクリックしてください)。