過去のイベント
- 2021.7.30-7.31、8.6-8.7
- 子ども向け鑑賞プログラム
こども映画館 2021年の夏休み★
Kids’ Cinema: The Summer Vacation of 2021 ※事前申込制
こども映画館 2021年の夏休み★
60年以上前の東京郊外で暮らす、少年たちと大人たち
■07.30[金]13:30-15:10
『お早よう』
※受付は終了いたしました。
無声映画『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(1932年)から27年後の1959年、世界的に有名な小津安二郎監督が再び作った、子どもと大人の世界。
『お早よう』[デジタル修復版]英語字幕付(1959年)
○日本/監督:小津安二郎/94分/カラー
東京郊外に、同じ形の住宅が隣り合って、いろんな家族が暮らしています。子どもの間では、オナラをする遊びが流行っていて、大人には、近所付き合いの中で、小さな事件が毎日のように起きています。ある日のこと、林家の兄弟が、テレビをどうしても買ってほしいと、お父さんとお母さんに言って叱られますが、意外な作戦で反抗します。
世界の名作童話をアニメーションで見よう
■07.31[土]13:30-15:00
『注文の多い料理店』
※受付は終了いたしました。
ドイツのグリム兄弟による童話のアニメーション『ふしぎないど』(原作『ホレおばさん』)は、井戸の底がふしぎな世界につながっているよ。フィンランドのトーベ・ヤンソン『ムーミン一家』は、大雨の降った翌日にムーミンが水たまりで小さな龍の子を見つけた物語。日本の宮沢賢治『注文の多い料理店』は、ふたりの紳士が山奥で見つけた西洋料理店でこわい体験が!?
『ふしぎないど グリムどうわより』(1973年)
○日本/監督:市川安久利/18分/カラー
『楽しいムーミン一家 地球最後の龍』(1990年)
○日本/演出:鈴木卓夫/24分/カラー
『注文の多い料理店』(1991年)
○日本/監督:岡本忠成/19分/カラー
無声映画黄金期の日本映画に息づく熱気とユーモア [活弁と生演奏]
■08.06[金]13:30-15:00
『國士無双』
※受付は終了いたしました。
日本最初の映画スターが魅せるチャンバラ劇に、ひょうきんな時代活劇、有名な剣豪が幽霊になって登場する喜劇まで、アクションも笑いも盛りだくさん。日本映画の黎明期を彩った無声映画を、活弁と生演奏付きで体験しよう!
『豪傑児雷也』(1921年)
○日本/監督:牧野省三/21分/白黒
『國士無双』[デジタル復元版](1932年)
○日本/監督:伊丹万作/21分/白黒
『モダン怪談 100,000,000円』(1929年)
○日本/監督:齋藤寅次郎/16分/白黒
※3作品とも現存する最長版
夏はホラー!怪奇と幻想の美を味わおう! [活弁と生演奏]
■08.07[土]13:30-15:25
『吸血鬼ノスフェラトゥ』
※受付は終了いたしました。
ドイツ映画の巨匠ムルナウが約100年前に作ったドラキュラ映画は、静かに、じわじわと、不気味さ、怖さが増してくる…けれどもちょっともの哀しい。無声映画ならではの撮影技術や美術をいかした怪奇と幻想の世界に浸れます。
『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年)
○ドイツ/監督:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ/103分/白黒
不動産屋で働くフッターは、家を探しているオルロック伯爵に会いに、幽霊が出ると言われる山奥の城を訪ねる。伯爵は、フッターの妻の写真を見て、フッターの向かいの家を買うことを決めた…。
※不完全なプリントが含まれていることがあります。
※映画の上映の順序は変更になることがあります。
※各プログラムの終了時刻は目安です。
※8月7日の作品はドイツ語字幕ですが、弁士の説明でお楽しみいただけます。
申込(申込フォームのみ)
※受付は終了いたしました。
注意事項
申込者の方に自動返信および受付票をメールでお送りします。パソコン・携帯でのドメイン設定で@nfaj.go.jpを受信可能にして頂きますようお願いいたします。
「こども映画館」は中学生以下を対象としたイベントです。
こども(中学生以下)の引率・付添ではない高校生以上の方のお申込はお断りしております。
お申込の際にいただきます個人情報は、「こども映画館」に関するご案内の目的のみに利用することとし、第三者への提供は行いません。
内容に関してのお問い合わせ:03-3561-0823(こども映画館係)
料金
中学生以下 | 無料 |
一般 | 520円 |
高校・大学生・65歳以上 | 310円 |
※当日受付にてお支払い
参加をご希望の皆さまへのお願い
★こども(中学生以下)の引率・付添ではない高校生以上の方のお申込はお断りしております。
★館内ではマスク着用と咳エチケットにご協力ください。お申込前に「ご来館にあたってのお願い」をご確認ください。
★新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、定員74名(座席数151)、お座席は左右並びの2~4人1組を基本とし、入場時にお選びいただきます。
★観覧券の発券・入場は、開映の30分前から、受付票の受付番号順に行います。受付票の提示がない場合はご入場いただけませんのでご注意ください。高校生・大学生・65歳以上の方は、当日必ず証明できるものをご提示ください。障害者(付添者は原則1名まで)は無料です。証明できるものをご提示ください。
★お申込の際にいただきます個人情報は、「こども映画館」に関するご案内の目的のみに利用することとし、第三者への提供は行いません。
★7月の回にご参加の方は、終了後に展示室を無料でご覧いただけます(8月回は休室)。
活弁・演奏付き上映について 8月6日(金)、8月7日(土)は活弁・演奏付きで無声映画が観られるよ
坂本頼光
湯浅ジョウイチ
鈴木真紀子
弁士・演奏
坂本頼光
中学時代より活動写真弁士を志し、2000年にデビュー。海外映画祭など様々な場に出演し、国立演芸場・花形演芸大賞をH28年度銀賞、H30年度金賞受賞。周防正行監督の『カツベン!』で出演・弁士指導も行った。
湯浅ジョウイチ(作曲・編曲、ギター)
1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィスの『國民の創生』の楽士を担当後、無声映画用音楽の復元や作・編曲等を行い、和洋楽団カラード・モノトーンを結成。作・編曲・指揮の他、ギターや三味線も演奏する。
鈴木真紀子(フルート)
桐朋学園大学卒。フルートを峰岸壮一氏に師事。和洋楽団カラード・モノトーンの主要メンバー。芹洋子のアコースティックバンドメンバーとして活動。東洋英和女学院、順天堂大学交響楽団でフルート指導にあたる。
活弁とは?
無声映画の時代に日本の映画館で行われていた、弁士による映画説明のことです。当時はそれぞれの劇場が弁士を雇い、その評判によって劇場の人気が左右されるほど大切な役割を担っていました。
こども映画館とは?
保護者・指導教員・引率者の皆様へ
「こども映画館」は、中学生以下を対象とした国立映画アーカイブのイベントで、夏休みの期間に開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。
- 映画という偉大な文化芸術遺産の素晴らしさ、楽しさを知ってもらう。
- テレビ等の家庭内視聴では得られない、大きなスクリーンによる本物の映画(フィルム)を楽しむ機会を提供する。
- 優れた映画作品の鑑賞を通して、豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育む。