過去の上映
- 2024.1.5 - 2.4
- 上映企画
蘇ったフィルムたち
チネマ・リトロバート映画祭
Film Treasures from Il Cinema Ritrovato
会 期 2024年1月5日(金)-2月4日(日)※会期中の休館日:月曜日
会 場 長瀬記念ホール OZU(2階)
定 員 310名(各回入替制・全席指定席)
主 催 国立映画アーカイブ
チネテカ・ディ・ボローニャ財団
イタリア文化会館
Courtesy Cineteca di Bologna
Courtesy Cineteca di Bologna
Courtesy Cineteca di Bologna
概要
古今東西の発掘・復元された映画が披露される場として、世界中の映画ファン、映画批評家、アーキビスト、研究者、地元の人々が集うチネマ・リトロバート映画祭。会場の地であるボローニャは歴史ある大学都市であり、多くの映画人を輩出してきた街でもあります。1986年に国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)の加盟機関であるチネテカ・ディ・ボローニャ財団(以下FCB)が本格始動させた本映画祭は、世界中で行われている映画復元の取り組みを紹介する一大拠点としての役割を果たしています。また、FCBが1992年に設立した映画の修復ラボ「リマジネ・リトロバータ」は、復元作業のみならず各種ワークショップなどを通じて人材育成も積極的に行い、フィルム修復を専門とする世界で最も重要なラボの一つとなりました。
国立映画アーカイブ、FCB、イタリア文化会館が三者共同で開催する「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」では、長い歴史を誇る同映画祭にこれまで出品された発掘・復元作の中から、25プログラム(54本)を上映します。「ネオレアリズモ」の系譜に連なる名作群だけでなく、それらと共鳴するようなチェチリア・マンジーニやサラ・マルドロールなどによる女性の視点から描いた力強い作品群などをご覧いただくことで、映画保存や映画復元の意義を再認識する機会となれば幸いです。蘇ったフィルムたちを大スクリーンで再発見できる貴重な機会に、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
観客のみなさまへ
世界でも有数の豊かな映画史と映画の「美」を築き上げてきた日本の皆様に、とりわけ映画の保存や修復、映画に関する知見を有し、国際的に卓越した拠点の一つとして知られる国立映画アーカイブにおいて、当財団による映画復元の成果をご紹介させて頂けるのは、たいへん光栄です。
ジャン・ルカ・ファリネッリ
チネテカ・ディ・ボローニャ財団 ディレクター
È un grande onore poter presentare il lavoro della Cineteca di Bologna in Giappone, una nazione che tanto ha dato alla bellezza e alla storia del cinema e in particolare al National Film Archive of JAPAN, che è uno dei luoghi d’eccellenza internazionale per la conservazione, il restauro e quindi la conoscenza del Cinema.
Gian Luca Farinelli
Director of Fondazione Cineteca di Bologna
■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション
■『グランド・ツアー イタリア紀行・短篇集』、『マハゴニー(フィルム#18)』以外のすべての外国語映画に日本語字幕が付いています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
サタン狂想曲 (43分・1917・伊:チネス・監:ニーノ・オシーリア)
2.グランド・ツアー イタリア紀行・短篇集 (計70分) 3.フィリバス (71分・1915・伊:コロナ・フィルム・監:マリオ・ロンコローニ) 4.狂った一頁[染色版] (79分・1926・日:新感覚派映画聯盟/ナショナルアートフィルム社・監・脚:衣笠貞之助) 5.ハーレムの殺人 (96分・1935・米:ミショー・ピクチャーズ・監・原・脚:オスカー・ミショー) 6.無防備都市 (99分・1945・伊:エクセルサ・フィルム・監・脚:ロベルト・ロッセリーニ) 7.カルプナー (153分・1948・印:ジェミニ・スタジオ・監・製作・原・振付・出:ウダイ・シャンカル) 8.自転車泥棒 (90分・1948・伊:デ・シーカ・プロダクション・監・脚:ヴィットリオ・デ・シーカ) 9.ヴィットリオ・デ・セータ作品集 (計118分) 10.風と共に散る (99分・1956・米:ユニバーサル・インターナショナル・ピクチャーズ・監:ダグラス・サーク) 11.吸血鬼 (81分・1957・伊:ティタヌス/アテナ・シネマトグラフィカ・監・脚:リカルド・フレーダ) 12.チェチリア・マンジーニ作品集 (計73分) 13.時は止まりぬ (87分・1958・伊:エディソン・ヴォルタ・監・脚:エルマンノ・オルミ) 14.街の中の地獄 (104分・1959・伊/仏:リアマ・フィルム/フランシネックス・監:レナート・カステラーニ) 15.シシリーの黒い霧 (123分・1962・伊:ラックス・フィルム/ヴィデス・シネマトグラフィカ/ガラテア・フィルム・監・脚:フランチェスコ・ロージ) 16.猿女 (116分・1964・伊/仏:コンパニア・シネマトグラフィカ・チャンピオン/レ・フィルム・マルソー・コシノール・監・脚:マルコ・フェレーリ) 17.サンティアゴへ行こう (16分・1964・キューバ:ICAIC・監・脚・解:サラ・ゴメス)
ある方法で (74分・1974・キューバ:ICAIC・監・脚:サラ・ゴメス・イエラ)
18.私は彼女をよく知っていた (116分・1965・伊/仏/独:ウルトラ・フィルム/レ・フィルム・デュ・シエクル/ロキシー・フィルム・監・原・脚:アントニオ・ピエトランジェリ) 19.マハゴニー(フィルム#18) (143分・1970-1980・米・監・編集:ハリー・スミス) 20.ブッシュマン あるナイジェリア人青年の冒険 (74分・1971・米:ブッシュマン・カンパニー/アメリカン・フィルム・インスティテュート・監・脚:デイヴィッド・シッケル) 21.サンビザンガ (98分・1973・アンゴラ/仏:イザベル・フィルムズ・監・脚:サラ・マルドロール) 23.私は時々ハワイを想う (85分・1978・西独:オー・ムーヴィー・フィルム/ ZDF・監・脚・撮・編集・衣裳:エルフィ・ミケシュ)
青の隔たり (24分・1983・西独:オー・ムーヴィー・フィルム・監・脚・撮:エルフィ・ミケシュ)
22.異人と霧 (146分・1974・イラン:レックス・シネマ・シアター・カンパニー・監・脚:バハラム・ベイザイ) 24.セシル・ドキュジス作品集 (計73分) 【特別上映】ムービー・オージー 25.ムービー・オージー (282分・1966-2009・米・監:ジョー・ダンテ、ジョン・デイヴィソン)
上映作品詳細
1サイレント短篇集/サタン狂想曲(計82分)
- 2024年1月5日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月9日(火) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月17日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
サイレント短篇集(計39分)
FCBが近年、単独ないしは国外の映画保存機関と共同で修復したサイレント短篇集。
『スタッキー クランクの回転』は、ヴェネツィアの「製粉王」の息子でゴーモンの小型キャメラを手にしたジャンカルロ・スタッキー(1881-1941)が、自身のクランクを回す動きを真似る二人の少女を捉えた魅惑的なホームムービー。『花の妖精』では、ルイ15世の愛妾ジャンヌ=アントワネット・ポワソンに扮した女性が、手彩色を施された色鮮やかな花の中から登場する。『シチリアの荷馬車作り』は、極彩色と派手な装飾で知られるシチリア伝統の荷馬車の制作工程を記録している。『ボローニャの史跡巡り』では、世界遺産のポルティコ群(柱廊玄関)など、現在もその姿を留める歴史的建造物が紹介される。『赤とピンクのカーネーションを持つ女性』は、最初期のカラーシステムであるキネマカラーのテストフィルム。『骸骨』は、肉体を失い骸骨となった男の自己愛を滑稽に表現した初期映画。『アルメニア、文明の揺りかご アララト山周辺の悲劇』は、アルメニア・トルコ戦争(1920)前後に撮影された歴史的な記録映像。『トントリーニの悲しみ』では、イタリア無声映画の喜劇王フェルディナン・ギョーム扮するトントリーニが、失恋の慰めに見た映画の中で自身の分身(ポリドール)と出会う。フェデリコ・フェリーニは『カビリアの夜』(1957)や『甘い生活』(1960)で彼を起用し、往年の喜劇スターに敬意を表した。『オランダの頭巾とその種類』は、オランダの伝統的な帽子をかぶった女性達が、色鮮やかな衣装や装飾品によってひときわ輝いている。『テムズ河畔 オックスフォードからウィンザーまで』は、船上のキャメラが捉えた緑豊かなテムズ河畔の光景が目を惹く。『バーテルス姉妹』では、バーテルス姉妹が繰り広げる優雅なアクロバット芸が目を楽しませてくれる。本短篇集を締め括る『お花で、さようなら!』では、コマ撮りアニメーションによって花々が「BUONA SERA」の文字を形作る。
■ スタッキー クランクの回転
Stucky: Giri di Manovella (1分・DCP・無声・白黒)
1900(伊)(撮)ジャンカルロ・スタッキー
■ 花の妖精 La Fée aux Fleurs (2分・DCP・無声・ステンシルカラー)
1905(仏:パテ)(監)ガストン・ヴェル
■ シチリアの荷馬車作り Fabrication des Charrettes Siciliennes (4分・DCP・無声・染色)
1912(仏:パテ)
■ ボローニャの史跡巡り Bologna Monumentale (5分・DCP・無声・白黒)
1912(伊:ラティウム)
■ 赤とピンクのカーネーションを持つ女性 Donna con Garofani Rossi e Rosa (1分・DCP・無声・キネマカラー)
1912頃(伊)(撮)ルカ・コメリオ
■ 骸骨 Lo Scheletro (1分・DCP・無声・染色)
製作年不詳(伊)
■ アルメニア、文明の揺りかご アララト山周辺の悲劇
Armenia, the Cradle of Humanity under the Shadow of Mount Ararat (3分・DCP・無声・白黒)
1919-1923(不詳)
■ トントリーニの悲しみ Tontolini è Triste (7分・DCP・無声・白黒)
1911(伊:チネス)(出)フェルディナン・ギョーム
■ オランダの頭巾とその種類 Coiffures et Types de Hollande (4分・DCP・無声・ステンシルカラー)
1910(仏:パテ)
■ テムズ河畔 オックスフォードからウィンザーまで
Les Bords de la Tamise d’Oxford à Windsor (5分・DCP・無声・ステンシルカラー)
1914(仏:エクレクティック・フィルム)
■ バーテルス姉妹 Le Sorelle Bartels (5分・DCP・無声・白黒)
1910(伊:チネス)
■ お花で、さようなら! Buona Sera, Fiori! (1分・DCP・無声・白黒)
1909(伊:アンブロジオ)(出)マリー・クレオ・タルラリーニ
サタン狂想曲 Rapsodia Satanica(43分・DCP・無声・染色/調色/ステンシルカラー)
悪魔と契約を結んだ上流社会の老婦人が、束の間の若さを手に入れる代わりに恋愛を禁じられる。文学(ファウストの伝承)、絵画(象徴主義やラファエル前派)、建築(アール・ヌーヴォー)、音楽(ピエトロ・マスカーニによる映画伴奏用のオリジナル楽曲)などの諸芸術を総合したイタリア無声映画の傑作。ディーバ女優のリダ・ボレッリが悲劇のヒロインを演じた。2015年にシネマテーク・スイスが所蔵する可燃性ポジ等をもとにデジタル修復された。本作のみ伴奏音楽を収録したDCPでの上映。
1月9日(火) 6:00 PM ★
上映後に小松弘氏(早稲田大学文学学術院教授)と古賀太氏(日本大学芸術学部映画学科教授)による対談(約40分)があります。
2グランド・ツアー イタリア紀行・短篇集Grand Tour(計70分・DCP・無声・白黒/染色/調色)
- 2024年1月14日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
1908-1912年にイタリア全土で撮影されたFCB所蔵のホームムービー等を集めた特別プログラム。「イタリアへの旅 美しいイタリア、観光の誕生」、「イタリアでの仕事」、「出来事・悲劇」、「街」、「到着!」の5章からなる。
1月14日(日) 12:30 PM ★
ジャン・ルカ・ファリネッリ氏(FCBディレクター)による上映前解説(約10分)と上映中の実況解説(逐次通訳付き)を行います。
3フィリバスFilibus(71分・DCP・無声・白黒/染色)
- 2024年1月5日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月11日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月20日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
飛行船で空から舞い降り、大胆な強盗を繰り広げる謎の空賊(クレティ)に対し、探偵はその正体を明らかにしようと奮闘する。異性装の主人公「フィリバス」の存在に、SFと探偵スリラーの要素を取り入れてスピーディーに展開する冒険映画。アイ・フィルムミュージアム(蘭)が所蔵する可燃性ポジをもとに、2018-2019年にかけてデジタル修復された。伴奏音楽を収録したDCPでの上映。
4狂った一頁[染色版](79分・35mm・18fps・無声・染色)
- 2024年1月30日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
衣笠貞之助が川端康成ら『文芸時代』の同人に協力を仰いで製作した無字幕のアヴァンギャルド映画。1971年に衣笠邸で35mm可燃性青染色ポジが発見されたが、同年に作製された「サウンド版」をはじめ、近年まで白黒版として復元されてきた。当館がチネマ・リトロバート映画祭2023に出品した染色版(2022年度作製)は、映画祭参加者による閉幕後の人気投票において470作品中、第4位を獲得した。
1月30日(火) 7:00 PM ★
上映後に復元作業を担った野原あかね氏(IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)によるトーク(約20分)があります。
5ハーレムの殺人Murder in Harlem(96分・DCP・白黒)
- 2024年1月10日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月23日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月31日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
白人女性を殺害したとして黒人夜警が逮捕された事件の真相究明を描く探偵映画。先駆的黒人監督オスカー・ミショーが、黒人が冤罪になった実話に着想を得た自作The Gunsaulus Mystery(1921)をリメイクした。黒人専用劇場向けの人種映画の一篇で、南メソジスト大学タイラー・コレクションの可燃性ポジをもとに、2021年にジョージ・イーストマン博物館(米)とFCBが共同でデジタル修復を行った。
6無防備都市Roma Città Aperta(99分・DCP・白黒)
- 2024年1月6日(土) 4:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月17日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のローマにおけるレジスタンス運動を描いた「ネオレアリズモ」の代表的作品。純粋なリアリズム映画として評価される一方、ハリウッド映画を想起させるメロドラマ的な物語構造や、悲劇的結末と不可分にある喜劇的場面など、異質な要素の絡み合う多義的な側面にも近年新たな眼差しが注がれている。チネテカ・ナツィオナーレ(伊)が所蔵するオリジナルネガをもとに作製された本修復版は、2013年のチネマ・リトロバート映画祭でプレミア上映された。
7カルプナーकल्पना(Kalpana)(153分・DCP・白黒)
- 2024年1月13日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月30日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
インド舞踊の歴史で中心的存在であるウダイ・シャンカルが4 年の歳月をかけて完成させた自伝的作品。伝統芸術に新たな息吹を吹き込もうと奮闘する青年の物語を中心に、独立直後のインドのポストコロニアルな想像力が超現実的な映像表現のうちに解き放たれる。世界映画基金(以下WCF)の協力を得て、2012 年にインド国立フィルム・アーカイブが所蔵するデュープネガとポジをもとにFCBがデジタル修復を行った。「カルプナー」とはヒンディー語で想像、空想を意味する。
1月13日(土) 12:30 PM ★
上映後にチェチリア・チェンチャレッリ氏(FCBディレクター)による講演(約60分/逐次通訳付き)を行います。
8自転車泥棒Ladri di Biciclette(90分・DCP・白黒)
- 2024年1月7日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月12日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
映画批評家アンドレ・バザンに「もはや俳優も、物語も、演出も存在しない」と評された「ネオレアリズモ」を代表する作品。ローマの広場や通りでロケ撮影を敢行するとともに、犯人探しをする父と子に素人の俳優を起用して、貧困にあえぐ戦後イタリア社会の現実を浮き彫りにした。2018年に作製された新修復版により、匿名の人々による日常生活の営みが一層深く印象づけられるようになった。
*上映直前に『自転車泥棒』の撮影風景をまとめた映像(約4分)を投映します。
9ヴィットリオ・デ・セータ作品集(計118分)
- 2024年1月9日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月14日(日) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月19日(金) 2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
工業化によって失われつつあるシチリアやサルディニアなど南イタリアの伝統や労働をラディカルな手法で捉えたヴィットリオ・デ・セータ(1923-2011)による1954年から59年までのドキュメンタリー10作品。大胆な構図やリズミカルな編集によって捉えられた村の労働が、現地で録音したダイナミックな音声とともに展開される。マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファウンデーション(以下FF)とFCBが2019年に共同でデジタル修復を行った。
1月14日(日) 3:00 PM ★
上映後にジャン・ルカ・ファリネッリ氏(FCBディレクター)による講演(約60分/逐次通訳付き)を行います。
メカジキの時機 Lu Tempu di li Pisci Spata(11分・DCP・カラー)
火の島々 Isole di Fuoco(11分・DCP・カラー)
硫黄の山 Surfarara: Miniera di Zolfo(11分・DCP・カラー)
海上の農民 Contadini del Mare(11分・DCP・カラー)
シチリアの復活祭 Pasqua in Sicilia(10分・DCP・カラー)
黄金の放物線 Parabola D’oro(10分・DCP・カラー)
漁船の群れ Pescherecci(11分・DCP・カラー)
オルゴーゾロの羊飼い Pastori di Orgosolo(11分・DCP・カラー)
バルバージャの一日 Un Giorno in Barbagia(11分・DCP・カラー)
忘れ去られた人々 I Dimenticati(21分・DCP・カラー)
10風と共に散るWritten on the Wind(99分・DCP・カラー)
- 2024年1月23日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月25日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
石油富豪の邸を舞台に四人の男女の愛情と欲望が錯綜する。メロドラマの形で社会批評を行ったダグラス・サークは、閉塞感さえ漂う豪華なセットと映画的表現を最大限に活かした演出によって、アメリカの経済的繁栄の裏にある深い闇を抉り出す。2022年にクライテリオンがアカデミー・フィルム・アーカイブ(米)所蔵のオリジナルネガ(画)とポジ(画)および音ネガの元素材である磁気テープをもとにデジタル修復した。
11吸血鬼I Vampiri(81分・35mm・白黒)
- 2024年1月26日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月27日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
血液を抜かれた女性の死体が相次いで発見され、新聞記者のランタン(ミカエリス)は「吸血鬼」と称される殺人犯を追跡する。ハマー・フィルムのドラキュラシリーズに先駆けて公開されたトーキー以降のイタリア初の本格的ホラー。途中降板したリカルド・フレーダに代わり、本作で撮影を担当し、後に『血ぬられた墓標』(1960)などでイタリアン・ホラーの黄金時代を築いたマリオ・バーヴァが完成させた。
12チェチリア・マンジーニ作品集(計73分)
- 2024年1月10日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月2日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
ピエル・パオロ・パゾリーニの小説家としてのデビュー作「生命ある若者」(1955)に触発されて製作した『都会の名もなき者たち』以降、イタリア映画界で最も開放的で勇気ある女性ドキュメンタリー作家となったチェチリア・マンジーニ(1927-2021)。プーリア地方に伝わる庶民の葬送儀礼における「泣き女」たちの身体技法と歌唱を記録した『ステンダリ 鐘はまだ鳴っている』、ローマ郊外の湿地帯マラーネの川辺で水遊びに興じる子供たちの姿を捉えた『マラーネの歌』、女性モデルを起用した企業広告が約束するウェルビーイングな世界とは対照的に、工場労働に従事する女性たちの抑圧された立場を告発した『女性として生きること』、イタリアの港湾都市ブリンディジの労働者階級の限界と夢を描き出した『トンマーゾ』を通して、ネオレアリズモに薫陶を受けたドキュメンタリー作家のキャリアを振り返る。
都会の名もなき者たち Ignoti alla Città(11分・DCP・カラー)
ステンダリ 鐘はまだ鳴っている Stendalì: Suonano ancora(11分・DCP・カラー)
マラーネの歌 La Canta delle Marane(11分・DCP・カラー)
女性として生きること Essere Donne(29分・DCP・パートカラー)
トンマーゾ Tommaso(11分・DCP・白黒)
13時は止まりぬIl Tempo si è Fermato(87分・DCP・白黒)
- 2024年1月21日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月31日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
雪深い山の上の閉ざされた小屋で、冬の間ダム建設現場の監視員として暮らす世代の異なる二人の男の心の触れ合いを描く。エディソン・ヴォルタ社時代に手がけた水力発電ダム建設の記録映画をオルミ自ら発展させた、初の長篇劇映画。登場人物を情感とともに丁寧に観察する眼差しはその後の監督作品にも通じる。FCBとティタヌスが2021年に行ったデジタル修復により、息をのむような美しい白銀世界が蘇った。
14街の中の地獄Nella Città L’inferno(104分・35mm・白黒)
- 2024年1月26日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月28日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
イザ・マーリが自身の体験をもとに書いた小説を『自転車泥棒』、『白夜』(1957、ルキノ・ヴィスコンティ)などの脚本を手がけたスーゾ・チェッキ・ダミーコが脚色。ローマのマンテラーテ街にある女子刑務所を舞台に、世の中から見放された者たちが絶望感と諦念に満ちていく様子をアンナ・マニャーニとジュリエッタ・マシーナが熱演する。ディレクターズ・カットを加えたチネテカ・ナツィオナーレ所蔵の再編集版を上映。
15シシリーの黒い霧Salvatore Giuliano(123分・DCP・白黒)
- 2024年1月16日(火) 2:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月20日(土) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1950年代末から1960年代初めのイタリアにおいて、第二次世界大戦中のレジスタンス運動を多面的な観点から捉え直した「第二のネオレアリズモ」を代表する一篇。実在したシチリアの山賊サルヴァトーレ・ジュリアーノの謎の死を契機にして、山賊、マフィア、警察間の隠れたつながりが暴かれていく。2013年にFCBとFFによって共同でデジタル修復された。
16猿女La Donna Scimmia(116分・DCP・白黒)
- 2024年1月18日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月21日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
アントニオ(トニャッツィ)は全身が毛で覆われたマリア(ジラルド)と知り合い、彼女を見世物にする興行を始める。『最後の晩餐』(1973)などで知られる奇才マルコ・フェレーリが、19世紀に実在した多毛症のメキシコ女性から着想を得て描くラブストーリー。2017年にFCB、TF1スタジオ、サーフ・フィルムが三者共同で修復し、本特集で上映するDCPにはイタリア公開版の後、ディレクターズ・カット版、フランス公開版のエンディングが続く。
17サンティアゴへ行こう/ある方法で(計90分)
- 2024年1月27日(土) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月2日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
サンティアゴへ行こう Iré a Santiago(16分・DCP・白黒)
ジャーナリストを経てキューバ国立映画芸術産業庁(ICAIC)に入り、アニエス・ヴァルダ『キューバのみなさん、こんにちは』(1963)の助監督を務めたのちキューバ初の女性映画監督となったサラ・ゴメスの初期作。キューバ南東部サンティアゴ・デ・クーバの人々の生活風景から、継承される文化と歴史的背景を浮かび上がらせる。ICAICが所蔵する現存唯一の35mmプリントをもとにクイーンズ大学(加)がデジタル修復を行った。
ある方法で De Cierta Manera(74分・DCP・白黒)
キューバ革命をめぐり異なる思想を持つ男女の物語を通して、植民地支配からの脱却と人種、階級差別からの解放を訴える。サラ・ゴメス初の長篇でありドキュメンタリーとフィクションを混合させた野心作。ゴメスは編集中に急死し、その後、脚本にも協力したトマス・グティエレス・アレアとフリオ・ガルシア・エスピノーサによって完成され、キューバ国内で1977年に公開された。
1月27日(土) 4:00 PM ★
上映後に濱治佳氏(山形国際ドキュメンタリー映画祭)と当館研究員による対談(約30分)があります。
18私は彼女をよく知っていたIo la Conoscevo bene(116分・DCP・白黒)
- 2024年1月13日(土) 5:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月18日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
戦後イタリアの奇跡的な経済成長下における刹那的で享楽的な日常を描いた「ブームのコメディ」(1958-1964)の典型とも言える傑作。ネオレアリズモの先駆的作品『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1943、ルキノ・ヴィスコンティ)などで脚本を手がけたピエトランジェリが、トスカーナの貧しい村からローマへ出てきて、ショービジネスの世界で破滅していく女性の姿を描く。2015 年にクライテリオン、FCB、ティタヌスが三者共同でオリジナルネガをもとにデジタル修復を行った。
1月13日(土) 5:00 PM ★
上映後に岡田温司氏(京都精華大学教授、京都大学名誉教授)による講演(約60分)があります。
19マハゴニー(フィルム#18)Mahagonny (FILM#18)(143分・DCP・カラー)
- 2024年1月25日(木) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月4日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
映像作家、音楽学者、蒐集家など多岐にわたる活動によってボブ・ディランなど、多くの芸術家に影響を与えてきたハリー・スミス(1923-1991)がマルセル・デュシャンの通称「大ガラス」を数学的に分析して制作した大作。2人の映写技師が4台の16mm映写機を駆使して、ブレヒトとクルト・ヴァイルによるオペラ「マハゴニー市の興亡」の音声と同期させながら、スクリーン上に4画面を同時投影するパフォーマンスが行われていた。1980年以降、長らく上映の機会がなかったが、2002年にハリー・スミス・アーカイブス(米)とアンソロジー・フィルム・アーカイブス(米)によってデジタル修復された。
*ハリー・スミスによる本作の説明および修復経緯等についてはこちらからご確認いただけます。(提供:ハリー・スミス・アーカイブス)
20ブッシュマン あるナイジェリア人青年の冒険Bushman(74分・DCP・白黒)
- 2024年1月11日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月4日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
1968年、内戦の続くナイジェリアからサンフランシスコへやって来た青年ガブリエル(オクポカム)は、米国の黒人たちの生活を目の当たりにし、人種問題や政治の動向に翻弄されていく。独立後のナイジェリアを映し出したドキュメンタリーGive Me a Riddle(1965)のデイヴィッド・シッケルによる長篇第1作。主演俳優の国外追放など製作時の状況を反映したドキュメンタリードラマとして完成され、シカゴ国際映画祭で最優秀長篇作品賞を受賞した。2022年にバークレー美術館・太平洋フィルムアーカイブ(BAMPFA)とFFによってデジタル修復された。
21サンビザンガSambizanga(98分・DCP・カラー)
- 2024年1月7日(日) 4:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月19日(金) 6:50 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月1日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
『アルジェの戦い』(1966)で助監督を務めたサラ・マルドロールが不可視になりがちな女性の視点からアンゴラ解放闘争を描いた初長篇劇映画。1961年、ポルトガル植民地政府への反逆の疑いで投獄された夫を見つけ出すため、マリア(アンドラーデ)は赤子を抱えて探し続ける。WCFが行うアフリカ映画の発掘、所在確認、復元を推進するプロジェクトの一環として、2021年にFCBがオリジナルネガをもとにデジタル修復を行った。
23私は時々ハワイを想う/青の隔たり(計109分)
- 2024年1月12日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月24日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年2月1日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
私は時々ハワイを想う Ich Denke oft an Hawaii(85分・DCP・カラー)
プエルトリコ出身の米軍兵だった父親に思いを馳せつつ、シングルマザーの母と弟とベルリン郊外の団地で暮らす16歳カルメンの日常を描いたセミドキュメンタリー。1970年代初頭からヴェルナー・シュレーターやローザ・フォン・プラウンハイムなどの撮影監督を務めたエルフィ・ミケシュによる監督作。ベルリン・ドイツ映画テレビ・アカデミー(DFFB)とドイツ・キネマテークがミケシュに監修を依頼し、オリジナルの16mmコダクロームフィルムをもとに共同でデジタル修復した。
青の隔たり Die Blaue Distanz(24分・DCP・白黒)
夜行列車に乗る女性に画家ウニカ・チュルンによるテキストのモノローグが重ね合わされる幻想的な短篇。狭いコンパートメントの中を軽やかなフレーミングで捉えた官能的な映像と、車窓から入り込む夜の光を活かした照明のもとでミケシュのキャメラワークが冴える。ミケシュの監修のもと、ドイツ・キネマテークによってオリジナルネガからデジタル修復された。
22異人と霧غریبه و مه(Gharibeh Va Meh)(146分・DCP・カラー)
- 2024年1月6日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月16日(火) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
記憶を失った状態で漂着した男は村の未亡人と恋に落ちるが、後に男を追うように上陸する集団の襲撃によって村は混迷を極める。公開当時、難解と評された本作だが、5年後に起こるイラン革命を予兆するような映像と円環構造で綴る寓話的野心作。「イラン・ニューウェーブ」を代表する監督の一人であるバハラム・ベイザイは、劇中の主要なイメージは自身が見た悪夢から着想を得たという。WCFとFCBがベイザイ監督の協力を得て2023年にデジタル修復した版を上映。
24セシル・ドキュジス作品集(計73分)
- 2024年1月24日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2024年1月28日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
『勝手にしやがれ』(1960、ジャン=リュック・ゴダール)で映画編集に革命をもたらし、ヌーヴェル・ヴァーグの一翼を担う編集技師として活躍したセシル・ドキュジス(1934-2017)。理想と現実の狭間で揺れる男女の心の機微を軽妙なタッチで描いた『イタリアへの旅』、ドキュジス自身が9本の作品に編集技師として携わったエリック・ロメールの作品と似て非なる『失われた夜』、独立直後のチュニジアの難民問題を取り上げた『難民たち Les Réfugiés』(1957、ヘディ・ベン・カリファと共同監督)に新たな解釈を加えた『パンの配給』を通して、映画監督としてのドキュジスのキャリアに光を当てる。シネマテーク・フランセーズ所蔵DCPを上映。
イタリアへの旅 Italie Aller Retour(34分・DCP・カラー)
失われた夜 Une Soirée Perdue(25分・DCP・白黒)
パンの配給 La Distribution de Pain(14分・DCP・白黒)
【特別上映】ムービー・オージー
特別上映のため入場料は無料です。電子チケットは、上映前日の2月2日(金) 12:00 PMからの取り扱い開始となります。窓口でも開映1時間前から5分前までチケット(若干数)をお求めいただけます。
25ムービー・オージーThe Movie Orgy(282分・DCP・白黒/カラー)
- 2024年2月3日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
ジョー・ダンテがフィラデルフィア・カレッジ・オブ・アート在学中に友人のジョン・デイヴィソンとともに行っていた上映活動をベースにしたフッテージ集。スーザン・ソンタグの「《キャンプ》についてのノート」の影響下に、1930-1960年代のB級映画、産業映画、TV番組、コマーシャルなどをつなぎ合わせ、ダンテが子供の頃から親しんでいたTVのザッピング視聴や映画館のマチネーを再現している。もともと学内上映で評判となり、1970年にはロックコンサートの殿堂として知られるマンハッタンのフィルモア・イーストで上映。2022年にアメリカン・ジャンル・フィルム・アーカイブ(AGFA)によってデジタル修復された。
*途中に休憩時間(約15分)を設けます。
2月3日(土) 1:00 PM ★
上映後に藤井仁子氏(早稲田大学文学学術院教授)によるトーク(約30分)があります。
■チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
※ 1月5日、6日の上映回については、1月4日の正午から発売します。
※ 特別上映『ムービー・オージー』のチケット入手方法はこちらをご覧ください。
■チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
■各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
2024年1月5日(金)
11:00 AM 開館
2024年1月6日(土)
11:00 AM 開館
2024年1月7日(日)
11:00 AM 開館
2024年1月9日(火)
11:00 AM 開館
上映後トーク(約40分) 1サイレント短篇集 サタン狂想曲
2024年1月10日(水)
11:00 AM 開館
2024年1月11日(木)
11:00 AM 開館
2024年1月12日(金)
11:00 AM 開館
2024年1月13日(土)
11:00 AM 開館
上映後講演(約60分) 7カルプナー
上映後講演(約60分) 18私は彼女をよく知っていた
2024年1月14日(日)
11:00 AM 開館
上映前(約10分)/上映中解説 2グランド・ツアー イタリア紀行・短篇集
上映後講演(約60分) 9ヴィットリオ・デ・セータ作品集
2024年1月16日(火)
11:00 AM 開館
2024年1月17日(水)
11:00 AM 開館
2024年1月18日(木)
11:00 AM 開館
2024年1月19日(金)
11:00 AM 開館
2024年1月20日(土)
11:00 AM 開館
2024年1月21日(日)
11:00 AM 開館
2024年1月23日(火)
11:00 AM 開館
2024年1月24日(水)
11:00 AM 開館
2024年1月25日(木)
11:00 AM 開館
2024年1月26日(金)
11:00 AM 開館
2024年1月27日(土)
11:00 AM 開館
上映後トーク(約30分) 17サンティアゴへ行こう ある方法で
2024年1月28日(日)
11:00 AM 開館
2024年1月30日(火)
11:00 AM 開館
上映後トーク(約20分) 4狂った一頁[染色版]
2024年1月31日(水)
11:00 AM 開館
2024年2月1日(木)
11:00 AM 開館
2024年2月2日(金)
11:00 AM 開館
2024年2月3日(土)
11:00 AM 開館
上映後トーク(約30分)/途中休憩あり 25ムービー・オージー
2024年2月4日(日)
11:00 AM 開館
★1月9日(火) 6:00 PM
「サイレント短篇集」『サタン狂想曲』上映後対談(約40分)
小松弘氏(早稲田大学文学学術院教授)、古賀太氏(日本大学芸術学部映画学科教授)
★1月13日(土) 12:30 PM
『カルプナー』上映後講演(約60分/逐次通訳付き)
チェチリア・チェンチャレッリ氏(FCBディレクター)
★1月13日(土) 5:00 PM
『私は彼女をよく知っていた』上映後講演(約60分)
岡田温司氏(京都精華大学教授、京都大学名誉教授)
★1月14日(日) 12:30 PM
「グランド・ツアー イタリア紀行・短篇集」上映前(約10分/逐次通訳付き)/上映中解説(逐次通訳付き)
ジャン・ルカ・ファリネッリ氏(FCBディレクター)
★1月14日(日) 3:00 PM
「ヴィットリオ・デ・セータ作品集」上映後講演(約60分/逐次通訳付き)
ジャン・ルカ・ファリネッリ氏(FCBディレクター)
★1月27日(土) 4:00 PM
『サンティアゴへ行こう』『ある方法で』上映後対談(約30分)
濱治佳氏(山形国際ドキュメンタリー映画祭)、当館研究員
★1月30日(火) 7:00 PM
『狂った一頁』[染色版]上映後トーク(約20分)
野原あかね氏(IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)
★2月3日(土) 1:00 PM
『ムービー・オージー』上映後トーク(約30分)
藤井仁子氏(早稲田大学文学学術院教授)
*講演のみの参加はできません。
一般 | 高校・大学生・ 65歳以上 |
小・中学生・障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ | ||||
チケット料金 | 1,300円 | 700円 | 500円 | |||
オンライン販売 | 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで ※1 ※2 |
|||||
窓口販売 (1F) |
各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売 |
※1:1月5日、6日の上映回については、1月4日の正午から発売します。
※2:特別上映『ムービー・オージー』のチケット入手方法はこちらをご覧ください。
電子チケット購入方法
1. 本ホームページの上映日時(チケット購入)からご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
2. 座席と券種を選択。
3. メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
4. 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
・etix.comからのメールを受信できるよう予め設定をお願いします。
・申込済みチケットの照会はこちらの「申込済みチケット照会」を選択ください。
・詳しい購入手順の説明はこちら(PDF)をご参照ください。
・チケット購入方法についての「よくあるご質問」はこちらをご覧ください。
・未就学児、優待の方は「障害者手帳をお持ちの方または付添者等券」をお求めください。
入場方法
・チケットのQRコードをスマホ画面、または印刷紙面でご提示ください。
・学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
・料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
・各回の開映後の入場はできません。予告篇はございません。
・開場は開映30分前です。
ご注意ください!
・特集名、作品名は電子チケットに表示されませんので、お間違いないようご購入、ご提示ください。
・窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
・チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。