本格的な色彩時代の到来に伴い、大藤は色彩セロファンを用いた新たな影絵の技法を開拓し、その第1作として『アダムとイブ』を試作した後、『くじら』『幽霊船』を発表する。無声映画時代の白黒影絵映画を自らリメイクした『くじら』はカンヌ国際映画祭の短篇部門に出品され、ピカソやコクトーの激賞を受けたといわれる。また『幽霊船』もヴェネチア国際記録・短篇映画祭(ヴェネチア映画祭の短篇部門)に出品されて特別奨励賞を受賞し、大藤の名を広く世界に知らしめることとなった。
小ホール
本格的な色彩時代の到来に伴い、大藤は色彩セロファンを用いた新たな影絵の技法を開拓し、その第1作として『アダムとイブ』を試作した後、『くじら』『幽霊船』を発表する。無声映画時代の白黒影絵映画を自らリメイクした『くじら』はカンヌ国際映画祭の短篇部門に出品され、ピカソやコクトーの激賞を受けたといわれる。また『幽霊船』もヴェネチア国際記録・短篇映画祭(ヴェネチア映画祭の短篇部門)に出品されて特別奨励賞を受賞し、大藤の名を広く世界に知らしめることとなった。 聖書幻想譜 アダムとイブ
’51(小西六写真工業=エス シー ピー)(監)(構)大藤信郎 (声)綱嶋初子、眞弓田一夫、臼井正明、鎌田彌惠、巖金四郎 KUJIRA くじら
’52(大藤スタジオ)(監)(画)大藤信郎(音)塚原晢夫 花と蝶
’54(千代紙映画社)(監)(画)大藤信郎(音)紙恭輔 日蓮上人傳
’54頃(監)大藤信郎 団子兵衛捕物帖 開けーごまの巻[『四十人の盗賊』改題再編集版]
’55(千代紙映画社)(監)(画)大藤信郎(音)紙恭輔 YUUREI SEN[幽霊船]
’56(大藤スタジオ)(画)大藤信郎(音)平井康三郎 ■(監)=監督・演出 (構)=構成 (原)=原作 (画)=作画 (音)=音楽 (解)=解説・ナレーション |
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