実写と切り絵の合成による試作品『煙り草物語』など初期の作品を紹介する。江戸千代紙を素材に用いた実質的なデビュー作『馬具田城の盗賊』では、大藤作品を代表するキャラクター“団子兵衛”も登場。『こがねの花』以降は、無声映画のフィルムとレコードの音声を同調させるディスク式トーキーの製作も試みているが、現存作品の多くはフィルムのみの無声版である。『黒ニャゴ』『村祭』『國歌 君か代』はSPレコードの音声をサウンドトラックに焼き込み「トーキー版」として復元したものである。
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実写と切り絵の合成による試作品『煙り草物語』など初期の作品を紹介する。江戸千代紙を素材に用いた実質的なデビュー作『馬具田城の盗賊』では、大藤作品を代表するキャラクター“団子兵衛”も登場。『こがねの花』以降は、無声映画のフィルムとレコードの音声を同調させるディスク式トーキーの製作も試みているが、現存作品の多くはフィルムのみの無声版である。『黒ニャゴ』『村祭』『國歌 君か代』はSPレコードの音声をサウンドトラックに焼き込み「トーキー版」として復元したものである。 煙り草物語
(3分・24fps・35mm・無声・染色) ’24(監)大藤信郎 馬具田城の盗賊
(14分・18fps・35mm・無声・白黒) ’26(自由映画研究所)(監)大藤信郎 西遊記 孫悟空物語
(5分・24fps・35mm・無声・白黒) ’26(自由映画研究所)(監)大藤信郎 みかん船
(6分・16fps・35mm・無声・白黒) ’27(大藤信郎プロダクション)(監)大藤信郎 こがねの花
(17分・16fps・35mm・無声・白黒) ’29(千代紙映画社)(画)大藤信郎 黒ニャゴ
(3分・35mm・白黒) ’29(千代紙映画社)(画)大藤信郎 お関所
(8分・24fps・35mm・無声・調色) ’30(千代紙映画社)(監)大藤信郎 村祭
(3分・35mm・染色) ’30(千代紙映画社)(画)大藤信郎 國歌 君か代
(3分・35mm・白黒) ’31(千代紙映画社)(監)大藤信郎 ■(監)=監督・演出 (構)=構成 (原)=原作 (画)=作画 (音)=音楽 (解)=解説・ナレーション |
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