将来の希望を胸に上京した息子と、彼に一生懸命仕送りする母が味わう人生の挫折をテーマにしつつ、東京という近代的な都市空間を浮き彫りにした作品。国産トーキーの出現から5年が経ち、小津安二郎がようやく手がけた初のトーキー映画で、無声映画期の小津スタイルも指摘される過渡期的作品。
小ホール
一人息子
将来の希望を胸に上京した息子と、彼に一生懸命仕送りする母が味わう人生の挫折をテーマにしつつ、東京という近代的な都市空間を浮き彫りにした作品。国産トーキーの出現から5年が経ち、小津安二郎がようやく手がけた初のトーキー映画で、無声映画期の小津スタイルも指摘される過渡期的作品。 '36(松竹大船)(監)小津安二郎(原)ゼームス槇(脚)池田忠雄、荒田正男(撮)杉本正次郎(美)浜田辰雄(音)伊藤宜二(出)飯田蝶子、日守新一、葉山正雄、坪内美子、吉川満子、笠智衆、浪花友子、爆彈小僧、突貫小僧、高松栄子、加藤清一、小島和子、青野清 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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