やもめの父(笠)と、父を思って嫁ぐ気になれない娘(原)の、深い親子愛が描かれる。小津の戦後3作目で批評面でも興行面でも高い成績を収めた作品。久々に仕事をともにした監督と脚本家・野田は、以後コンビとして全小津作品を手がけることとなる。スタイルの確立を見せた本作は、小津のフィルモグラフィに大きな区切りを作った。
小ホール
晩春
やもめの父(笠)と、父を思って嫁ぐ気になれない娘(原)の、深い親子愛が描かれる。小津の戦後3作目で批評面でも興行面でも高い成績を収めた作品。久々に仕事をともにした監督と脚本家・野田は、以後コンビとして全小津作品を手がけることとなる。スタイルの確立を見せた本作は、小津のフィルモグラフィに大きな区切りを作った。 ’49(松竹大船)(監)(脚)小津安二郎(原)廣津和郎(脚)野田高梧(撮)厚田雄春(美)濱田辰雄(音)伊藤宣二(出)笠智衆、原節子、月丘夢路、杉村春子、青木放屁、宇佐美淳、三宅邦子、三島雅夫、坪内美子、桂木洋子、清水一郎、谷崎純、高橋豊子、紅沢葉子 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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